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この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。これまでの活動で、花粉の出ないヒノキの植林やツリーハウスの土台づくり、生き物図鑑づくり、竹細工、自然観察会を行いました。
2024年10月20日(日)に実施した今回の活動では、檜原村文化財専門委員の方にご案内いただき、檜原城と払沢の滝をめぐる文化・歴史ツアーを行いました。中世に築城された山城である檜原城の歴史、山頂から山麓まで続く竪堀、檜原城と周囲の城との関わり合いなど、様々な観点でお話をしてくださいました。石垣や天守閣など現代の私たちが想起する城ではありませんが、堀や曲輪に残る痕跡からどのように当時の人が利用したのか、天下統一を目指す豊臣軍を迎え撃とうとしたのか、想像が膨らみが止むことのない歴史を学びツアーでした。
また、払沢の滝では自然を体感しながら、滝にまつわる昔話や伝承を聞きました。これまでとはまた違った形で檜原村の姿を見つめ直すことができました。
以下は生徒の感想です。
・檜原には実際に何度も来ていたが、お城があるというのは初耳だった。山城っていうものを見たことがなくてイメージが出来づらかったが、堀や、土地の形や、井戸、ガイドさんの話を聞いて聞いて戦っている姿を想像することが出来た。昔の土地の風景が私たちが見て「あれをしていた場所だったんだろう」と判断できるくらいに残っているのはすごいと思った。 ご飯を食べた川の水がそこがはっきり見えるほど透き通っていて綺麗だったのも印象に残った。
・檜原城跡に行って当時のことを実際に歩きながら考えることで、より当時の人々の動きや工夫が感じられてよかった。また、おもしろい伝説や言い伝えなども多くあって、資料館に行ってみたいと思った。今までは檜原村の自然についてしか学んでこなかったが、今回歴史についても学ぶことが出来て、より檜原村のことが好きになったし、深く理解出来たと思う。