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東京都立南多摩中等教育学校

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2024/09/02 フィールドワーク

産官学連携イベント(しごとーく)(2)

2024年8月21日(水)、産官学連携イベントの一環として、国分寺にある株式会社日立製作所の中央研究所で「しごとーく」が開催され、中等3,4,5年生13名が参加しました。このイベントは本校が助成を受けている三菱みらい育成財団の交流会にて関わった株式会社リンクアンドモチベーションが中心となって企画されたものです。今回は日立製作所や清水建設、京セラなどの3つの企業、都立日比谷高校や茨城県立土浦第三高校、神奈川県立大磯高校などの複数の高校(中高)で合同開催しました。

研究所のホールにて、まず若手社員5名の方にご登壇いただき、学生時代から今日にいたるまでの経歴や今行っている仕事、やりがいについて話をしていただきました。その後は輪になって、小グループでより深く仕事のことや働くことについて話をしていただきました。生徒からは踏み込んだ質問がいくつもありながらも、登壇者の方々は一つ一つの質問に丁寧に答え、それを一生懸命メモする生徒たちの姿がありました。

自身の進路選択に際して新たな視点となるヒントを得たり、これまでの学校生活の過ごし方の振り返りにもなったようでした。多くの学生が有しやすい働くことへのネガティブイメージをこのようなイベントへの参加や社会人との対話を経験して、学校から社会へのトランジションを前向きに考えてほしいと願っています。

以下は生徒の感想(一部)です。

・大学選びや文理選択で人生全て決まるくらいに思っていたが、大学の専門とはぜんぜん違う道に行く人もいると知り、安心した。また、研究職でも社内の人や外部の人などとのコミュニケーションが求められることがわかった。 

・研究職の一日の仕事内容や自由さを知ることができてよかったです。どの方も好きな分野の学部に入って、色々経てから今の職業についたことが分かったので、私も大学では就職の心配よりもやりたいことを優先しようと思いました。実際に研究所で働いている方が高校時代にチャートや英単語を頑張ったと話していて、勉強をしっかりやりたいと思いました。

・実際に研究や開発を行っている方々から話を伺い、質問を考えることで、自分が何が好きなのか少しわかってきた気がした。また、他校の生徒と触れ合うこともよい刺激になり、自分よりも優秀な人が何人もいて、世界が広がった気がした。 

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