JICA地球ひろばスタディツアー

2024年7月30日（火）、市ヶ谷にあるJICA地球ひろばスタディツアーを実施しました。地球ひろば案内人の方から、前半は地球ひろばの展示室見学、後半はワークショップと、バングラデシュへJICA海外協力隊としておこなった活動経験をお話いただきました。

展示室では、SDGsの17の目標、それにまつわる現状が映像や魅せる展示で分かりやすく紹介されていました。一つ一つの世界の現状に、生徒たちは驚きや動揺の表情で学びを深めました。日本で当たり前のように使用でき捨てている生活用水が、国によってはいかに貴重であるかということ、また先進国といえど日本のSDGs評価が決して高くないこと、人間の安全保障（欠乏、恐怖、尊厳のある生活）についてなど、知らなかった事実や捉える視点を知り、少しずつ他人事から自分事へと当事者意識が高まったようでした。

後半では会議室にて案内人が滞在したバングラデシュでの暮らしを切り口に、4つのグループに分かれて様々な国で撮られた写真から1枚選び、現地の生活を想像し物語をつくるワークショップを行いました。生徒同士で写真から国や地域を想定し、建物や道路状況から暮らしの現状と課題を協議しながら当事者の立場に立った物語をつくりました。昼食については、施設内の食堂であるJ'sCafeのコスタリカやセネガルなどの国や地域の料理を今回特別に会場でいただきました。新たな気づきと様々な知見を得る貴重な機会となりました。