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全国高等学校総合文化祭は、全国の高校生による芸術文化活動の祭典です。総合開会式やパレードからなる開会行事から始まり、19の規定部門と3つの協賛部門で発表・展示・競技などが行われます。全国から約2万人の高校生が集い、約10万人の観覧者が訪れる、国内最大規模を誇る「文化部のインターハイ」です。
本校の後期科学部の生徒が昨年度の予選を勝ち抜き、2024年8月4日(日)に岐阜協立大学で行われた「自然科学部門」に参加しました。自然科学部門では、日頃、学校等で行っている物理・化学・生物・地学分野の研究成果を高校生自身が研究発表(プレゼンテーション)します。さらに審査や生徒交流会を通しての交流活動、自然科学のトップランナーの先生をお招きしての記念講演会、研究施設での巡検研修などが企画されています。
本校出場生徒の研究テーマは「アサリの水質浄化作用の評価と海水浄化システムに関する研究」 です。研究のきっかけは中等3年生のときに、東京五輪・パラリンピックの会場となる東京湾に砂を投入しアサリによる水質改善を試みたという新聞記事です。アサリは本当に水質を改善しているか疑問をもち、飼育環境下における水質変化を試薬や分光器を使って検出し、データ分析を行いました。本校の特色ある探究活動であるLWP(ライフワークプロジェクト)として企業や大学とも連携し探究成果の研究発表を行いました。東京都の代表として全国の高校生や先生方、有識者の方々の前での発表・質疑応答は本人にとっても大変貴重な機会となり、これからの糧となったことでしょう。