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東京都立南多摩中等教育学校

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2024/07/30 フィールドワーク

ボランティア農家訪問と収穫体験

2024年7月29日(月)、小平市でブルーベリー栽培を行っているボランティア農家に生徒27名を連れて訪問し、農業の話やブルーベリーを栽培することになったきっかけなどをお話しいただきました。また、今日から収穫時期となる旬のブルーベリーの摘み取り体験をさせていただきました。

ブルーベリーは1968年に東京農工大学の岩垣教授が、アメリカから日本の気候に適したブルーベリーを取り寄せ、小平市で栽培されたのが始まりとされています。ブルーベリーに適した土壌づくりや育てる際の注意点、広大な畑の維持管理の仕方をお話しいただきました。木の剪定はほとんど行わず、鶏糞を肥料としマルチを使わない農法を知り、生徒は無農薬で自然のままに育てたブルーベリーを沢山収穫させてもらいました。

生徒たちのなかには摘み取るブルーベリーの甘みの違いの探究として、日あたりの有無、高低差、表面側と奥側、色合い、大きさなど様々な観点で食べ比べ、調査していました。生徒は摘み取ったブルーベリーを家庭でジャムやアイスにすると楽しみにしています。

生徒の感想(一部)

・他の果物狩りは良く行くけれど、ブルーベリー狩りは初めてでとても楽しめた!新鮮なブルーベリーを自分の手で摘むことができるのは、とても特別な体験だった。

・ブルーベリーに限らず、何かを育てるのはとても大変だとわかった。また、木や位置によって全然味が違った。大きさの違いもゆっくり食べ比べてみたい。

・ただひたすら摘むのではなく、友達とどのような条件の木が最も美味しいのかを探究しながら収穫することができ面白かった。

・木村さんの畑のように、そこまで手をかけずに育つものを育てる農業は、ご高齢の方でもできて、とてもいいと思った。

・来てもらい収穫してもらうことで収益を得る形にすると消費者がとる分人件費などの値段が抑えられるので値段が安くできます。このように生産者は労力を使わない、消費者は値段が安くなるというwinwinの関係で持続可能な形ができていると思います。

・摘んでくれた人に現状を知ってもらうこともできるし、何より「楽しい」と思ってもらうことが第一歩だと思うからいい取り組みだと思う。ほかの果物にも応用できないか考える価値はある気がする。

・「週末農業」はいいなと思った。週末農業なら体力が少ない人でも出来るし、若い人が大変というイメージを少しでも無くせるから、跡を継ぐ人が多くなるんじゃないかなと思った。

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