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東京都立南多摩中等教育学校

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2024/05/30 フィールドワーク

檜原村フィールドワーク活動(2)

2024年5月26日、檜原村のフィールドワーク活動がありました。この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。これまでの活動で、花粉の出ないヒノキの植林やフジの森に広がる樹木や生き物観察などを行いました。

今回の活動では、ツリーハウスの原案をもとに、建設予定地場所の整備、薪割り、解体した旧ツリーハウスの釘抜きなどを参加者で協力し合って行いました。薪割りは初めての生徒がほとんどで、便利な機材も活用し、互いに声を掛け合いながら楽しそうに薪を割っていました。スキマ時間でも取り組むほど生徒から人気でした。

森の散策では、先月の活動で行く手を阻んでいた巨木を取りのぞくため、チェンソーで切り崩す貴重な場面に立ち合いました。また7月のプログラムで予定している沢登りの実地踏査を有志の生徒で行い、冷たく歩きづらい5月の沢を懸命に歩き進め、終着点にある滝をみて達成感を味わいました。食事では飯盒炊爨を火起こしから挑戦し、火をつけることの難しさを体験しました。他校が持ってきてくれた焼き芋も仲間と分け合いながら唯一無二の時間を檜原村で過ごしました。

 

 生徒の感想(一部)

・薪割りは斧などの道具を用いてやるものと思っていたけれど、機械を用いて薪割りをしていることを知って機械化が進んでいるなと少し驚いた。

・ツリーハウス作りは、ただ組み立てたりするだけじゃなくて、前の木材の釘を抜いたり、デザイン案をだすところから始まるということを知って、道のりの長さを感じた。それと同時にすごく楽しみにもなった。また、今回火を薪や枝につけたが、とても難しかった。他校の人が協力してくれて、とても助かった。こうした学校を超えた交流もできて、良かったと思う。

・整地として60cmほどの木を抜いたのですが、見た目によらず重く、周りに安定させるための石が大量にあったので大変でした。プロの方ってほんとにすごい。釘抜きはいいストレス発散になりました笑

・自然の美しさをはだで感じることができてとてもいい機会だった。たくさんの植物や樹木など見ることができ、写真を撮ることもできたのでよく調べてみたいと思う。カレーとサツマイモ、とてもおいしかったです!!

・最後に滝を見たくて、試行錯誤してみんなで見れたのがよかった。初めは私だけ見れなくてちょっと悔しかったけど、先生や一緒に行ってくれた先輩たちがフォローしてくださったおかげで岩を登って見ることができて、達成感が得られた。こうやって、道無き道を行く経験ができてすごく良かった。自然は私たちのことなんか一切考えてなくて、それを少しだけ体験できた気がした。

・今日一日を過ごしてみて本当にここは東京!?とびっくりするほど、自然豊かで良いところでした。バスからおりてすぐに広がる緑豊かな自然と木から出るおいしい空気がすごくよかったです。また、色々な体験を通して、他校の方や南多摩の先輩方とも仲良くなることができました!

・前回よりもはるかに過酷だった。特に沢登りが、自然の厳しさを実感できたと思う。水も冷たいし、深いところも浅い所もあって、ごつごつした石もたくさんあって歩きづらかった。でもそれが楽しかった。道無き道を自分で切り開いて進んでいく感じが冒険みたいでおもしろかった。

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