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東京都立南多摩中等教育学校

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2024/04/01 フィールドワーク

富士通テクノロジーホール訪問

2024年3月26日(火)、川崎市にある富士通テクノロジーホールに中等1~4年生15名で訪問しました。このイベントは生徒自らの進路実現達成に向けたキャリア教育・STEAM教育の一環として行った有志生徒によるスタディツアーです。

前半の講話では、研究所の概要や研究者の日常の紹介をしていただきました。国内シェアはもちろん世界的にも高いシェアを誇るFujitsu製のコンピューターや先進技術について、その開発や発展の歴史、会社組織について簡単に説明いただいたあと、「研究者の仕事」についてお話しいただきました。基礎研究・応用研究(開発研究)の違い、研究とは職業ではなく生き方であること、研究者として必要な素養とは何か、などの話に生徒たちは食い入るように聞き入っていました。

後半は旧式のリレー式計算機から、スーパーコンピュータ、量子コンピュータへと続く技術の進歩を実物を見ながらご紹介いただきました。また、映像から人の様々な行動を認識する技術や表情筋に基づく表情認識技術を、自分たちが被写体になって体験させていただきました。ある生徒には特別に車に試乗させていただきインテリアを確認したり、野外で外観をみるVR(バーチャルリアリティー)体験がありました。最先端の技術を目にする度、生徒からは驚きの声があがり、富士通の高い技術水準を改めて知ることができました。事後の振り返りでは、このような技術を学校や社会でどのように活用できるかを生徒がそれぞれに考えました。

 

生徒の感想(一部)

・富士通には人の動きを読み取る技術や表情筋から高精度で人の表情を読み取る技術、バーチャル試乗の技術などがあり、どれも最先端の技術だった。スパコンはとんでもない速さで計算できることに驚いた。

・全人類が1秒間に1回解いても2年かかる問題を1秒間で解いてしまう技術を生み出せたのはすごいなと思いました。その他にも海底ケーブルを活用して海外の動画などを見れるようになっていることを知り驚きました。

・今回、改めて研究者とはどういうものか学び、実際にどのような人がいるのか知ったことで、自分のやりたいことに一心になっている研究者をかっこいいと思い、同時にそのような生き方にあこがれを覚えた。

・顔認識技術を使って、お互いの表情もリアルタイムで届くチャットを作りたい。チャットでは文字のみのやり取りで相手の表情が見えないためにトラブルが付き物だから、表情も合わせて知ることが出来れば、電話とは違うチャットの手軽さはそのままに、そういったトラブルが少なくなるだろう。

・顔認識や動作判定を、ポイ捨てを止めたりポイ捨てにペナルティーをつけたりするなどといった社会をより良くするための手段として使ってみたい。

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