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東京都立南多摩中等教育学校

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2024/04/26 フィールドワーク

第1回檜原村フィールドワーク活動

2024年4月21日(日)、東京都檜原村で、他校と合同で檜原村フィールドワーク活動(1回目)を行いました。

この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。今回は新渡戸文化中学校・高等学校の生徒さん、都立武蔵高校・附属中学校の生徒さん、NPO法人フジの森のスタッフ、教員と総勢64名での活動でした。

今回はヒノキの植林と春の森の散策を行いました。林業の取り組みの一つである植林では、花粉を出さないヒノキの苗木を教育の森の入り口近くの斜面に植えました。森林の土壌は雨水を保水し、土砂崩れや急な川の増水を防ぐことを学び、活動の意義をかみしめました。数十年後、自分たちが植えたヒノキがどのような成長を遂げるのか楽しみです。別グループは1周20分程度の森を、生物観察をしながら1時間半かけて散策しました。途中、珍しい生き物をみつけたり、道中の木々にセンサーカメラを取り付けたりしました。活動の後は、薪を用いて炊いた飯盒と大きな鍋で作った具だくさんのカレーがふるまわれました。皆切り株に腰かけておいしそうに食べていました。

 

生徒の感想の一部

・伐採したらまた植えて、育ててまた伐採して、というのを繰り返すことで資源を絶やさないというものだ。これをすることによって10年後、20年後、100年後まで資源が続いていくのだ。今生きている私たちだけがよければそれでいいのではなく、後世にも資源を残していくのが大切だと思った。

・植林をするのは、地面の石や足場の悪さなどもあり、思ったよりも重労働で汗だくになった。4本植えただけで腰が痛くなり、植林をする方は一日200本植えることもあると聞いて、その凄さを実感した。

・森の散策が面白すぎて2時間くらいはいられるような気がしていました。ヤスデやマムシなど普段は見られない動物が見れたり、樹木図鑑を見ながら植物を見られたりしたのが楽しかったです。

・檜原村は何回来ても「いいな〜」って思えるくらい東京の環境とかけ離れていて面白いです。自然が豊かで、動物もいて、植物も生えていて、本当に東京なのか、と今でも感じてしまう。他の友達にも一度檜原で何かを感じてほしいと思いました。

・鹿のフンや動物の死骸などが落ちていて、なかなか見られないけど実際に野生動物はいるんだということが実感できた。

 

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