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東京都立南多摩中等教育学校

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2024/02/19 フィールドワーク

八王子市主催の令和5年度「高校生によるまちづくり提案発表会」に参加しました

2024年2月11日(日)、八王子市学園都市センターにて、八王子市主催の令和5年度「高校生によるまちづくり提案発表会」が開催されました。今年度で4回目の開催となります。

午前中のポスター発表には市内5つの都立学校(翔陽高校、八王子北高校、八王子東高校、富士森高校、南多摩中等)に加えて、多摩美術大学や京王電鉄株式会社など5つの大学・企業等が参加しました。午後から実施された口頭発表には市内の都立学校5校から計10組の発表がありました。

ポスター発表では、本校の4年生4名が「教育機会を平等にするにはどうすればよいか」「若者に環境ボランティアを定着させるには」「自転車の一時停止はどうすれば守られるか」「八王子市のごみ減量の取り組みの現状と課題」というテーマでそれぞれ発表をしました。八王子に焦点をあてながら文献調査やインタビュー調査等を踏まえた具体的な提案をし、聴衆の方と意見交換を闊達にしていました。

また、3年生の2つの班が「八王子市における一時停止違反の現状とは」「八王子駅を待ち合わせにおいて利便性の良い駅にするにはどうすればよいか」というテーマで発表を行いました。それぞれの班がフィールドワーク活動で得た情報や知見を分析し、現状とそれに対する市への提案を聴衆に伝えました。

両学年ともに、発表を聞いていた市の職員や学生からさまざまな角度から質問を受けたり、問いの着眼点や事象へのアプローチの手法を高く評価していただくなど、今後の探究活動につながる発表となりました。

昼食を挟んで、午後の部は壇上での口頭発表会です。本校からは、グローバル問題研究会の5年生2名から「古民家の観光資源としての活用」が、チーム"もあもあ"の5年生3名から「学生と地域の場を作る環境づくり提案」という2つの発表がありました。前者のチームは観光甲子園に出場した経験や八王子市内にある小津地域への訪問をベースに市が抱える課題を丁寧に分析、後者のチームは京王電鉄とのコラボレーションプロジェクトでチャレンジショップとコワーキングスペースを開設した経験を踏まえた上での課題を明らかにするなど、それぞれの視点で課題解決のための提言を行いました。聞いていた八王子市役所の担当者や企業の方々、そして初宿八王子市長からも、提案内容の実現性やこれまでの取り組みを振り返るプロセスを経た再提案の内容に、高い評価をしてくださいました。

他校からもそれぞれ良く考えられた様々な提案が行われ、生徒間の情報交換や交流の場としても大変に有意義な発表会でした。発表会のクロージングでは提言内容を振り返ると共に、市長や教育長と意見交換をし、最後に市長から感謝状の贈呈がありました。

参加をした生徒からの感想を一部紹介します。

「多くの見知らぬ人の前での発表を何度もしたことで、はじめは緊張するなど、声が小さくなってしまったものの、だんだんと慣れ、声は少し大きくなり、またスムーズに読め、発表を少し克服できたと思う。また、他校の発表を聞き、仮説や目的を大事にして、それにより、自分たちの考えを成し遂げようとしているところが良いと思った。ライフワークプロジェクトでは今回の発表よりも仮説や目的を今回よりもっと大切にしたいと感じた。」

「普段学校で生徒や先生にする発表とは異なり、八王子の職員の方や一般の方に向けて発表した。そのため台本をそのまま読むと言うより、その場の雰囲気に合わせて相手を引き込むようなアドリブが必要ということに気がついたり、質問の受け答えで誰がどの内容を担当するか決めた方が良いと分かったりととてもいい経験になった」

今回の「高校生によるまちづくり提案発表会」ではテレビの取材が入りました。その様子は以下のURLから見ることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=0gqDyfypKu8

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