校章

東京都立南多摩中等教育学校

ニュース

2023/10/17 フィールドワーク

檜原村フィールドワーク活動(5)

この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。これまでの活動で、ウッドデッキを解体し、新しいウッドデッキを完成させ、ツリーハウスリニューアルにむけた協議と改築案、木工作品づくり、道の整備を行いました。

2023年10月15日(日)は午前中はあいにくの雨でしたが、暖炉に火をくべて温まりながら、20を超えるツリーハウス案に投票を行った後、ハロウィンに向けた木工飾りづくり、半丸太づくり、飯盒炊爨、薪割りの4つのチームに分かれて活動を行いました。油圧式の機械を使って安全に丸太を加工し、それにクサビを入れ、道づくりで必要な半丸太を作成しました。飯盒は自分たちでお米を炊く準備をし、枝木に火を入れ、薪を使って悪戦苦闘しながら火力調整をしていました。一緒にダッチオーブンで蒸しジャガイモと里芋を炊きました。木工では輪切りにした木材に絵の具で絵を描き、工具を使って様々に飾り、個性あふれる作品を完成させました。

午後の時間には豚汁が振舞われ、自分たちで炊いたご飯と一緒に美味しくいただきました。その後、持続可能な林業をしていくために、森に入るための道づくりを泥まみれになりながら行いました。半丸太を階段状に並べる際に穴をほり、歩きやすいように工夫しながら道づくりに励みました。苦労もありましたが、自分たちの手によって将来活用されていく山道がつくられていく過程に達成感を感じていました。

 

生徒の感想(一部)

・豚汁、じゃがいもと里芋、自分たちが作ったお米は、どれも美味しかった。歩きやすいように土を掘ったり薪を配置したりと、道作りはとても大変だった。

・食事はとにかくおいしかった。大量にあった豚汁がすぐになくなったのは驚いた。また道づくりは木材の大きさに合うように穴を作って階段を作るのが難しかった。雨のせいで土がかなり湿っていて、ズボンについてしまったためもっと汚れてもいい服装で行くよう気を付けたほうがよかった。

・薪割りの道具を始めてみたが、とても簡単に割ることができて楽しかった。薪を下に置きやすくするために薪を割るときに、そんなに力をかけなくてもに割ることができてその道具が面白かった。

・ハロウィンの木工かざりづくりでは自分の個性が出るような作品をそれぞれ作れていて、楽しかった。飯盒ではみんなの食事を用意するという使命感や自分たちで1から炊いたという達成感が味わえて、良い経験になった。

・飯盒を使ってお米を炊いた際に、炎の火力を維持したり、火を端まで広げたりするのが難しかったが、とても楽しかった。薪割りはきれいに割れた瞬間がかなり気持ちよくて楽しかった。

・空気の通り道を考えて薪を置くといい感じに燃えることがわかった。

檜原村20231015-1  檜原村20231015-2

檜原村20231015-3  檜原村20231015-4

檜原村20231015-5  檜原村20231015-6

檜原村20231015-7  檜原村20231015-8

檜原村20231015-9  檜原村20231015-10