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東京都立南多摩中等教育学校

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2023/06/19 フィールドワーク

檜原村フィールドワーク活動(3)

2023年6月18日(日)、檜原村でのフィールドワーク活動(3回目)を行いました。

この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。先月までの活動で、10年間使用した杉材でできたウッドデッキを解体し、新しく仕入れてもらった檜材を土台の上に釘打ちし、新しいウッドデッキを完成させました。

今回の活動は、教育の森で使用されてきたツリーハウスを新しくリニューアルする上でどんなコンセプトや形で作るかを中高生の視点で協議したほか、鋸ややすり、ドリルなどを使って木工作品製作を行いました。檜原材の温もりを感じながら、各自工夫を凝らした作品製作に没頭していました。お昼は自分たちで火をおこし、飯盒を炊きました。火おこしなどは初めて経験する生徒も多く、飯盒を焦がさないように熱心に炊き上がりのチェックを行っていました。

また、近くの沢に下り、サワガニなどの水生生物の観察を行いました。都心は30度を超える暑さの中、沢を流れる水はとても冷たく、エアコンの要らない涼しい環境に生徒たちは驚きながら、石の下に隠れている生き物を夢中で探していました。一部は持ち帰り、今後は校内で展示したり、自分たちの活動を様々な形で校内外へ発信する予定です。

生徒の感想(一部)

・檜原村だけに限らず自然が豊かな場所では星がよく見えたり、鳥や虫の音が聞こえたりと都会では味わえないことが味わえる。それを生かして、ツリーハウスから星を見ることができるようにしたり、鳥や虫の音が聞こえやすい細工を施したりする。そうすれば、各地からそのツリーハウスのために人がやってくるだろう。これが町おこしがにつながるのではないかと思った。

・今、都心の気温は30℃でとても暑いが、木々や草、虫、川がある豊かな自然ではここまで涼しいのかと思った。だから、地球温暖化から地球を守るには豊かな自然はとても重要なものなのではないかと思った。それも含めて豊かな自然の大切さや素晴らしさを広めていきたいと思う。

・のこぎりの力加減が難しかったけれど、初めよりかはうまくいったと思う!ツリーハウスの模型を作ったのだが、とても楽しかった!

・プラナリアを探すのがとても楽しかった。普段川に入ったりすることがないので、自然を感じることができた。

・沢では、みんなで遊んだり、水切りも出来たりして楽しかった。石をめくったら意外と沢山の生き物がいて、探すのがとても楽しかった。

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