檜原村フィールドワーク活動（１）

2023年4月23日（日）、東京都檜原村で、他校と合同で檜原村でのフィールドワーク活動（1回目）を行いました。
この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して、持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。今期のコンセプトは「森で木を伐(き)り、その木を活用してウッドデッキをつくる」です。樹齢約75年となる人工林で、手鋸で間伐と枝払い・玉切りを体験し、間伐材が丸太から製材になるまでの過程を知る体験活動です。これまでの活動で自分たちが使用してきたウッドデッキを解体し、新しく張り替える過程を通して、材を産み活用する林業の一端を学びます。

初回である今回は木材を鋸や金づち、バールなどを利用して、解体作業を40名で協力しあいながら行いました。豊かな森の一角で、他校の生徒や大人たちと協力し合いながら汗を流して懸命に作業しました。作業のあとは、薪を用いて炊いた飯盒と大きな鍋で作った具だくさんのカレーを切り株に腰かけて食べました。

生徒の感想（一部）：

・技術の授業で学んだ玄翁の使い方を実際に活かす場面だった。曲がったり錆びた釘を抜く作業では思うようにいかない場面もあったが、机の上では得にくい学びがあった。

・ウッドデッキを壊すという普段なかなかやれない作業は難しかったですが、他校の方、大人の方に手伝ってもらいながらでき、とても貴重な経験になりました。

・みんなで汗を流して働き、知らぬ間に絆が深まる、という経験だった。これぞ青春なので、他の人も誘いたい。

・今回の檜原村では知らない虫や植物にたくさん出会いました。そのとき、町中では見ることができないほど、自然が壊されてしまっているんだと思ってしまい、どんどん整備が続くと生き物たちの居場所が少なくなってしまうと感じました。この現状をもっと多くの人に知ってもらいたいと思いました。