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東京都立南多摩中等教育学校

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2023/04/17 フィールドワーク

トトロの森の自然散策と保全活動

2023年4月16日(日)、公益財団法人トトロふるさと基金の方の案内で、映画の舞台のモデルの一つになったといわれる狭山丘陵にあるトトロの森と狭山湖周辺の自然を散策するスタディツアーを行いました。

早稲田大学所沢キャンパス入り口からトトロの森に入り、放置され鬱蒼とした暗い森(常緑樹林)とふるさと基金のスタッフやボランティアが定期的に手を入れている明るい森(落葉広葉樹林)の違いを確認しながら散策を行いました。里山として人の手が入った森は、新緑の葉のついた木々が立ち並び、林床にはたくさんの野花が咲き多様性に富んだ場所になっていました。木漏れ日の差す春の暖かな林道では鳥のさえずりが響きわたり、生徒たちも会話を弾ませながら出会う昆虫や花に夢中なっていました。

トトロの森の環境は一様ではなく、あえて暗い森のままにしている区画、湿地や田んぼを維持している区画などがあり、環境の多様性を保全しています。その意図や四季の活動内容についてガイドの方に教わりながら散策を行いました。

途中、狭山湖での休憩時に昔遊びとして野草を使ったいくつかの遊びを教わり、生徒たちは楽しそうに自然と戯れていました。学校内だけでは学べない実体験や実物観察に心躍らせ充実感を得てスタディツアーを終えました。

 

生徒の感想(一部):今まで見たことがない知らない植物がたくさんあって面白かった。食べれるものや遊べるものがたくさんあって色んなものに触れ合えてよかった。

コンクリートで舗装されていない道を歩く機会はあまりなく、今回の散策で様々な生き物や植物の名前とその由来などを知ることが出来た。

里山のことを知る同世代の人が少ないように思う。素敵なところや今回のように実際に触れ合ってもっとたくさんの人に広めることが必要だと思う。自分たちでもできるような、例えば落ち葉掃きなど里山を守る行動を続けていけたらいいなと思いました。
ナラ枯れ病にかかった木が多いこと。 山の保全には人数が必要。少しでも多くの人に広めて、自然保護に関心をもてる人を増やしていくべきだと思う。

トトロの森01 トトロの森02

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