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3月11日(土)、浦安市にある鮮魚店「泉銀」に訪問し、その後は築地に移動し築地場外市場の見学を行いました。
参加者は海や漁業、SDGsに関心のある生徒のほか、海洋大学大学院生や教職大学院生、指導主事の方々です。
鮮魚店の店主である森田さんは、東京大学や東京海洋大学で講演を行ったり、テレビや映画などに出演するなど、幅広くメディアでも活躍されている方です。
浦安にかつてあった魚市場の話やスーパーに並べられ消費者が手に取るのは限られた種類の切り身魚である現状、鮮魚店を20年以上続けてきたからこそわかる、海の変化や消費者意識の変化などを時に鋭く、時にユーモアたっぷりに語っていただきました。参加者は森田さんの一つ一つの言葉に胸を打たれ、漁業や魚に対する熱い思いに感銘を受けていました。
築地の場外市場では、観光客が戻りかつての賑わいを取りもどしつつある通りを進みながら、ここに数年間通い続けている東京海洋大学の大学院生に築地市場の歴史や扱われている鮮魚のこと、豊洲市場との対比などをわかりやすく解説してもらいました。さらに、漁業の状況や物価高、私たち消費者と魚屋さんとの関わり一つで、取り扱う商品の値段や種類に変化が起きていることなども話をしてもらいました。道中では市場や鮮魚店で働いた話のほか、大学生活やサークル活動、就職活動について生徒から質問が飛び交い、将来につながる有意義な時間を過ごすことができました。
生徒からの感想の一部
・スーパーとは違う魚屋さんの魅力を知ることができた。切り身で買うのではなく、魚一匹を購入し家でさばいてみたくなった。
・学校で友人やSDGsミーティングのメンバーに今日の話を伝えたい。魚が少なくなっている今、生産者だけでなく消費者も一緒になって考えていかなければいけない。どの魚に対しても自信を持って楽しそうに語れてかっこよかった。喋れない魚に代わって自分が魚のことを伝えていかなきゃいけない、という言葉が印象的だった。
・築地は外国人観光客で溢れていた。魚だけでなく野菜などの青果も多く売られていた。森田さんのアドバイスのとおり、築地でお店の人におすすめを聞くと詳しく教えてくれた。魚屋が潰れて閉まっているところもあった。

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