校章

東京都立南多摩中等教育学校

ニュース

2023/01/12 南多摩トピック

「Students Union 第1回オンライン生徒交流会~平和について考える~」を開催しました。

2022年12月27日(火)「Students Union 第1回オンライン生徒交流会~平和について考える~」が開催されました。Students Union、11月12日に開催されたWWL成果報告会第2部生徒討論会で結成された高校生が交流し、社会や世界の未来のために行動する高校生のつながりです。
今回は「平和を考える」をテーマに長崎県立長崎東中学校・高等学校、広島市立舟入高等学校の平和学習の発表を中心に長崎、広島、東京の高校生が平和についてオンラインにて意見交換しました。
今後も全国の高校生がつながり、考え、行動していく機会を実施していく予定です。

●Students Union 第1回オンライン生徒交流会~平和について考える~の概要
目的:第二次世界大戦終了から77年が経ち、日本人の戦争の記憶が失われつつあります。日本や世界では、いまだ日常生活を平穏に送ることができない人びとが存在します。過去の経験から学ぶことで平和について考え、地球の未来のために高校生がアクションしていくことをめざします。

発表校       長崎県立長崎東中学校・高等学校
          広島市立舟入高等学校
ファシリテーター校 東京都立南多摩中等教育学校(Zoomホスト校)
参加校       長崎県立長崎中学校・高等学校(9名)
          広島市立舟入高等学校 (7名)
          東京都立白鷗高等学校 (2名)
          東京都立三鷹中等教育学校(3名)
          東京都立南多摩中等教育学校(5名)
日時        2022年12月27日(火)
             14:00~16:00
当日の流れ
      ① 長崎東中学校・高等学校の「平和学習」についての発表(15分)
        *広島市立舟入高等学校の「平和学習についての発表(15分)
      ② 発表について質疑応答 (15分)
      ③ 「平和」について生徒討論会(20分)・・「平和」とはどういうことか
      ④ 「平和」のために高校生が実践できることについて討論(20分)
      ⑤ 今回のまとめ・・・参加生徒の感想

     ・参加生徒は次の事項について自分の考えをまとめて参加しました。
      ①自分の考える平和とはどのようなことか
      ②現在の日本や世界は平和と考えられるか
      ③世界の人びとが平和に暮らすためには何が必要か
      ④上記の点を実現するために自分自身は何ができるか

●本校図書室にて

画像1  画像2

●長崎東中学校・高等学校の発表

画像3  画像4

・被爆者の体験の継承
・平和学習における心理的負担やトラウマを軽減するための手法の研究
・未来を見据えた平和学習の構築
・学習パンフレットの作成 憲法9条の問題等現在の課題から次世代への責任としての平和学習を研究

●広島 舟入高等学校の発表

画像5  画像6

・平和公園における石碑めぐりガイド
・前身広島第一女学校卒業生の体験の継承
・英語総合の時間にインドネシアの高校と平和交流
・児童向け原爆絵本の英訳 「ヒロシマのピアノ」「最後の朝ごはん」

●平和について議論

画像7  画像8

・戦争に至った経緯についても議論する必要性
・平和とは個人の多様性が活かせる社会
・平和とは「自分が他人にしてもらいたいこと」を他者にしていくことで達成できる。
 など様々な意見が出されました。

●最後は全員が感想を発表

画像9 画像10

・平和を伝える手段としてSNSを積極的に活用していきたい。
・戦争について知らないことが多いので、きちんと学ぶ必要がある。
・日本が他国からどう見られているか知りたい。
・広島、長崎に比べ東京の生徒は主体的に平和学習をする機会がない。
 その他、東京、長崎、広島のそれぞれの状況を知ることができた。普段会えない人たちと交流し、意見交換する機会があったよかったなどの感想がありました。