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12月11日(日)、高尾山の豊かな自然を知る活動の一環として、高尾山6号路にて植物観察会、薬王院有喜寺にてムササビ観察会を行いました。
前半の植物観察会では、多種多様な植物(10~30種類)を見極められるようにビンゴ形式を用いた観察プログラムを行いました。あらかじめ1~24までの好きな数字をビンゴカードに書き込みます。登山中に出合う数十種類の植物の名前と特徴を指導者にレクチャーしてもらった後、自分自身でその植物を登山中に見つけ、名前も含めて見極められたらビンゴの数字を空けていくという方法です。登山道で出合う植物のクイズを友達同士で出し合ったりするうちに、どの生徒も10~20種類の植物を見極められるようになりました。今回、一番多くの植物を同定することができたのは、なんと1年生。30種類ほとんどを自分自身の力で見極めるまでになりました。
後半のムササビ観察会では、最初に山頂近くにあるトイレの周辺でムササビの食べあとのあるクヌギの葉を皆で探しました。その後、日暮れ前に2チームに分かれて薬王院にある宿坊の屋根裏のねぐら、薬王院の広場のケヤキの下、それぞれでムササビの出巣を待ちました。そのうち広場で待機していた生徒たちは17時3分にムササビが出巣して滑空する様子を見ることができました。もう一つのチームは残念ながらムササビを観察することはかなわず、自然相手の観察の難しさを感じるとともに来年の再挑戦を誓いました。
帰りは灯りが全くない1号路を懐中電灯で照らしながら下山しました。視界が開けた場所から見える東京の夜景の美しさに生徒たちは目を奪われていました。