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2022/12/12 南多摩トピック
【2学年国語科】能楽師の安田登氏を招いた特別授業「甲骨文字から漢字の可能性を広げる」を実施しました!
2学年国語科では能楽師の安田登氏をお招きし、特別授業「甲骨文字から漢字の可能性を広げる」を実施しました。安田氏は能楽師でありながら、メタバース(3次元仮想空間)やAR(拡張現実)の第一人者ということもあり、そのテーマは甲骨文字にとどまらず、古典とAIの関係、数学、英語や哲学まで広がる、まさに文理融合というべき授業でした。最後の質疑応答では、たくさんの生徒から質問が寄せられ、活発な議論が生まれていました。生徒の感想からも、一人一人がそれぞれの知的好奇心を刺激されたことが感じられます。
●生徒の感想●
「今回の特別授業を通して、一見関係ないように見えるものでも実は繋がっているかも知れないということを感じた。甲骨文字と漢字の話だと思って授業を聞いていたら、歴史や英語、数学の話になっていて、知識があれば全く別のジャンルからでもヒントを得ることが出来るかもしれないので、今学んでいることでも『将来使わないから』とやる気をなくすのではなく、いつか使うかもしれないと思って意欲的に取り組むようにしたいと思った。」
「文字ができたことにより時間という意識が生まれ、過去の後悔などから心が誕生したというのは感心しました。私たちが大人になったころ、ちょうどシンギュラリティを迎えてしまいます。文字が誕生してから現在に至るまで人類は「心」によって導かれてきていたため、それに代わる何かは今はよくわかりませんがこれからも考え続けたいと思いました。いろいろなことに気づかされ、考えさせられ、有意義な時間でした。ありがとうございました。」
「今回は、今まで受けてきた講演の内容が全て脳の外へと吹っ飛んでいくほどの中身の濃い講演を見聞きすることができました!」
「能楽だけでなく、世界の歴史や考え方を知っていたり、デジタルコンテンツ産業に関わっていたりして、将来、いろんな道があるんだなと思いました。そして、その道を複数歩いている先生はすごいなと思ったので僕も将来そうなれるよう、勉強頑張りたいと思います。」
「過去を知ることで今後どんな変化があるのかを予想できることに驚きました。甲骨文字が今の漢字の元となっていることを知り、漢字の起源をたどると難しい漢字も覚えられそうだと思いました」
「甲骨文字から、心との関係や歴史の移り変わりについて知ることが出来ました。今当たり前にあることはどのように生まれたかということやその存在意義を知ることができ、とても興味深かったです。」
「最後の話の時にAIはもう古いと言っていて、とってもびっくりしました。最先端だと思っていたのが古いといわれて、『わー、世界においてかれてるー』と思いました。 また、漢字の成り立ちなど、考えてわからなくても解説を聞いてすっきりするのが良かったです。」