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10月16日(日)に東京都檜原村で、他校と合同で檜原村でのフィールドワーク活動(5回目)を行いました。
この活動は「衣食住」をキーワードに現代生活の当たり前を見つめ直し、参加生徒、教員、檜原村のスタッフが活動と対話を通して持続可能な社会づくりとは何かを考えていくプロジェクトです。
これまで、荒れた土地を耕し、そこでオーガニックコットンを育て、定期的な管理をしてきました。今回の活動では十分に育った綿花をコットンボールごと収穫しました。ここで収穫したオーガニックコットンは大阪の紡績工場に送られ、最終的にTシャツなどに加工される予定です。
本プロジェクトは9年目になります。今回は、これまでの活動で見つかった「26個の問い」について参加者全員で考えました。一人一人が気になる問いを考え、お互いに考えを共有しました。豊かな自然に囲まれた檜原村の活動を通して、生徒たちは現代社会が抱える諸課題について考えを深めることができました。
◇ 参加生徒の感想
〇綿花の畑整備を通じて、衣食住の原点である生産の大切さを実感した。それと同時に、森の整備についてもっと進めていくべきだと思った。
〇自然と触れ合う機会になったし、ただ触れ合うだけではなくて色んな人とディスカッションできたのが楽しかった。
〇コットン畑でお話を聞いて、畑には鹿や猪、猿などが来るということを知った。人と動物の共生の様子がはっきりと目に見えるところが、檜原村の魅力だと私は思う。
〇人が森を管理しなくなると、生態系はどうなるのか。人々への影響などはどうか。森を管理するということにどんな価値があるのか。