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8月28日(日)檜原都民の森にて、現地スタッフが企画している中高生のための森のスタディーツアーに参加してきました。
檜原都民の森は東京都西端にある東京ドーム42個分の敷地面積を誇る都立の施設です。バスを降りた生徒からまず聞こえてきたのは「ここって東京!?」という声。8月でしたが現地の気温は20度以下で、森林に囲まれた自然豊かな山が見渡せ、鳥や虫の鳴き声がサラウンドで聞こえてくる環境に驚きを隠せなかった様子でした。
今回は都民の森現地スタッフと南多摩教員、私立新渡戸文化学園教員とのコラボレーション企画として、檜原都民の森を題材に里山保全について考えるツアーとなります。利便性や獣害、認知度の向上といった檜原村の課題について現地スタッフから話を聞き、解決に向けたアイデアを中高生の視点で提案します。
前半の都民の森内の野外散策ではアオゲラやヒガラ、エゾゼミなどの鳥の声、30cmを超えるシーボルトミミズ、それを捕食するクガビル、手のひらサイズのアズマヒキガエル、毒をもつテンナンショウやキイボガサダケなどが見つかりました。途中、本校の生徒が腰の高さにあるオオルリの巣跡も発見しました。オオルリは本校のシンボルマークにもなっている鳥なので、発見した生徒もとても喜んでいました。
後半のワークショップでは、檜原村の抱える課題に向けての解決案として、中高生ならではの視点でネット配信や情報発信、アクセスのしやすさというように具体的なサービスの提案をさせていただきました。
最後にアイデアをアイデアだけで終わらせず、今後も実現に向けてそれぞれの立場でできる取り組みをしていくことを全員で約束しました。