校章

東京都立南多摩中等教育学校

ニュース

2022/07/22 フィールドワーク

都立中高一貫校SDGsアイデアコンテスト2022

「SDGsアイデアコンテスト2022 」 南多摩チーム第1位、第2位入賞! 

 720日に都立両国高等学校附属中学校生徒会主催「SDGsアイデアコンテスト」がオンラインで行われました。中等3年生(中学3年生)が対象で、都立中高一貫校の生徒同士の交流を深め、高校(後期課程)への進学に向けて探究活動やSDGsについての理解を深めることを目的としたコンテストです。

全部で4校が参加し7チームの発表が行われました。本校からは2チームの出場です。

南多摩①(なんたまA)のテーマは「きちんとキチンの利用」です。

海洋大国日本において私たちにとって身近な漁業、そのなかで廃棄される魚介類、とりわけカニの「殻」に着目。加工工場で出た殻からキチンを取り出し繊維に変えている企業の取り組みを発展させ、保湿・保水性や抗菌性に優れた性質を肌の弱い人や赤ちゃん、食品工場や医療現場で働く人の服などに応用し、売り上げを還元して循環させていくアイデア。 

新たな天然素材の一つとしてのキチンは生分解性として環境負荷も少ないこと、化学繊維の利用を減らす新たな天然素材となること、特産魚介類をもつ地方の活性につながる可能性、利用が始まっているカニの殻以外にも同じ甲殻類のエビや話題の昆虫からも抽出できる将来性をアピールしました。 

南多摩②(なんたまB)のテーマは「知らぬなら回してみようガチャガチャを」です。 

SDGsの理解が浅い「大人」が多いという現状を解決すべく、子育て世代の親子が利用するガチャガチャにフォーカス。子供が興味をひくデザインの入浴剤ガチャを親子で利用してもらい、お風呂で中に入ったSDGsクイズを楽しみ、解答のサイトに誘導して各国の貧困や労働環境の現状を学んでもらうアイデア。 

審査基準は問題提起(テーマ)の斬新性や解決方法の適切性、持続性、継続性などになります。審査員には新聞社の方や大学教授、大学生が招かれています。 

審査の結果は以下の通りになりました。

1位 南多摩②(なんたまB)「知らぬなら回してみようガチャガチャを」 

2位 南多摩①(なんたまA)「きちんとキチンの利用」 

審査員による1位の発表の講評では、親子間のコミュニケーションが高まり、世界だけでなく地域の特産物やPRキャラクターとコラボレーションできることで地方創生にも応用できることを評価していただきました。 

このような機会を作ってくれた主催校の両国高等学校附属中学校生徒会の皆さんに感謝します。今回の発表をアイデアだけで終わらせず、今後は企業や自治体等と連携して更なる活動の発展につなげていきたいと思います。

 20220720_042814026_iOS 20220720_051001274_iOS 20220720_042825401_iOS

20220720_042923832_iOS 20220720_063326716_iOS 20220720_042907947_iOS

MicrosoftTeams-image (8) MicrosoftTeams-image (7)