全国高等学校剣道大会支部予選に行って参りました。本校６年生にとっては最後の大会となります。まずは個人戦のスタートでした。４名の選手が出場しましたが、全員思い切った技を出し、気合に満ち溢れていました。一番の実力者である６年生のキャプテンは順調に勝ち上がり、都大会出場をかけた決定戦へ。とても手強い選手を相手に、本校キャプテンも実力は十分、互角の戦いを見せます。中盤、相手が攻めてくるところを引きながら応じたことで、面を一本取られてしまいました。それでも反撃の心は折れておらず、果敢に取り返しにいき、終盤惜しい技が何本かでて、祈るような思いで見ていましたが、時間の制限となり一本負けで敗退となってしまいました。しかしもう１名、一回戦より落ち着いた剣道を披露した５年生の選手が同じく決定戦まで上がり、最後の戦いに挑みました。「出るところは思い切って打つ」という指導を生かし、真っすぐな打ちを迷いなく打ちこんで、相手のペースを徐々につかんでいきます。お互い思い切って面に飛び込む場面でも真っすぐな見事な打ちで一本を先取。ところが相手も取り返しにきて、その勢いに飲まれ、一本を取り返されて延長へ。延長も互角の戦いを繰り広げ延長の延長へ。技が尽きていく中、落ち着いて機会を待ち、面のくるところに返し胴へ！打ちは少し軽いと思われたが打つ機会は最高で、審判の先生方の心に響き、見事都大会出場を決めました。日頃より稽古に励み、反復しておこなっていた技がそのまま試合に出せたことに感動しました。続く団体戦もこの勢いのまま都大会出場を決めることができました。まだまだ彼らの剣道をみていたいと思っていたのでとてもうれしい勝利でした。都大会までの期間、また稽古に励み努力していきますので今後ともよろしくお願いいたします。