和裁士の先生がいらっしゃいました。
2022/11/29
3年生の自由選択科目、「衣生活」の授業では、「現代の名工」卓越技能者厚生労働大臣賞を受賞された和裁士の先生が来校して、講義をしてくださいました。
和裁士の先生からは、祖父母から受け継いだお着物を仕立て直し、長いこと着られているというお話をしていただきました。
便利なファストファッションであふれる現代社会の中で、着物がエコであり、機能的でおしゃれであるサステナブルなファッションであることを学ぶことができました。
後半は、七五三のお祝いの被布に付いている「紐結び」を教えていただきました。
紐結びには、「釈迦結び」、「新橋結び」、「菊結び」、「梅結び」などがあり、それぞれを作ってみました。
代々伝わる貴重なお着物を見せていただきました。
着物に描かれた英語のような文字は、日本に英語があまり伝達していなかった頃に雰囲気だけを伝える「でたらめ英語」とのことです。
着物の縫い方を教えていただきました。ミシンで縫うのとは違い、手縫いは、生地に負担をかけないため、何度でも仕立て直すことができます。
イラストは「菊結び」です。
イラストの一番右にいる子の胸にも「紐結び」がついていますね!
これは「菊結び」です。
可愛らしくできたので、「ワンコに着けよう」と張り切っている生徒もいました。