1年生移動教室

11月11日（火）から15日（土）まで、1年生が東京都港区の「島嶼会館」に宿泊して、移動教室を実施しました。4泊5日（うち船内1泊）の行程で、職場体験、防災体験教室、芸術鑑賞教室、英語体験学習、上級学校訪問を実施しました。

＜職場体験＞

午前中は「日本IBM株式会社箱崎事業所（東京都中央区）」、午後は「株式会社ホテルリーガロイヤル東京（東京都新宿区）」を訪問しました。日本IBMではグループに分かれて、「日本IBMはどのような会社か」「日本IBMではどのような仕事をしているか」等について、社員の方からお話をいただき、その後、気軽に話せる雰囲気の中で、グループディスカッションを実施していただきました。後半は、「食物アレルギーに対応した食事の配膳ロボット」「量子コンピュータの模型」などを見学しました。最先端のIT技術について学びながら、そこで働く日本IBMの社員の皆様と交流を行うことで、私たちの生活とIT技術とのかかわりや、自分自身の将来の職業について考える貴重な時間になりました。

リーガロイヤルホテルでは、説明の後、客室に移動して、担当の社員の方に指導していただきながらベッドメイクの作業を体験しました。体験を通して「おもてなしの心」について教えていただきました。その後、社員の方と懇談をする時間を設けていただき、「なぜ、ホテルの仕事を選んだのか」「ホテルの仕事のやりがい」等についてお話をしていただきました。その後、普段はなかなか見ることができない、スイートルームやチャペル、キッチンなどを見学させていただきました。ホテルの業務や仕事を理解する貴重な学びの機会になりました。

＜防災体験教室＞

東京都江東区の防災体験学習施設「そなエリア東京」に行きました。体験学習「東京直下72h TOUR」では、大規模地震に遭遇した場合にどのような行動をしたらよいのかを学びました。ビルからの避難、被災した街中を通って避難場所に指定された公園に移動、その後、避難所に移動、被災した自宅に戻るといった、大規模地震後の行動と、その中で起こることを、状況をみながら判断をしたり、クイズに答えたりしながら学ぶことができました。体験を通して、大規模地震が起きた場合に備えて、日頃から取り組んでおく準備について再認識することができました。

＜芸術鑑賞教室＞

汐留の四季劇場「海」で上演されている、劇団四季の「アラジン」を鑑賞しました。今回の移動教室の中で、多くの生徒たちがもっとも楽しみにしていた活動です。華やかな舞台演出、感動的なストーリー、ステージ上で繰り広げられる熱いドラマ、熱演する役者の方々、驚きと感動の連続でした。実施後の振り返りでは、生徒からは「想像以上に感動した」「劇団四季の別の演目を見に行きたい」等の感想がありました。今回の芸術鑑賞教室を通して、生徒たちは改めて芸術の価値や可能性を認識していたと思います。

＜英語体験教室＞

東京都江東区の英語体験学習施設「TGG(Tokyo Global Gateway)」で、英語を使ったアクティビティに取り組みました。体験したプログラムは「身近なものから効果音を作り出そう」「ダンスパフォーマンスをしよう」です。TGGのアクティビティはすべて英語のみで行われます。エージェント（外国人の先生）の指導のもと、グループの生徒同士、英語で活発にコミュニケーションを取りながら、活動の目標を達成しました。

＜上級学校訪問＞

明治大学駿河台キャンパスを訪問しました。最初にキャンパス内にある、明治大学博物館を見学しました。博物館の歴史に関するコーナーには黒曜石に関する展示があり、神津島が黒曜石の産地であったことが紹介されていました。生徒はボランティアガイドの方に、熱心に質問をしていました。その後、リバティタワーの教室に移動して、大学生から明治大学の学生生活について説明をしていただきました。複数あるキャンパスの特徴や、そこで行われている学び、そして、授業だけでなく、小規模な部屋で行われるグループ学習、部活動やサークル活動について話をしていただきました。質疑応答では、学生生活のことなどを活発に質問していました。

大学生にガイドをしていただくキャンパスツアーでは、１階から地下３階まである大規模な図書館や最上階のホールからの景色などを見せていただきました。大学の見学を通して、生徒が改めて自身の高校卒業後の進路を考える良い機会になりました。