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理数探究講座地学「長瀞実習」
10/3(土)、理数探究講座地学では、座学で学んだ知識を実際の自然の中で確かめ、観察した事実から大地の成り立ちを考えることを大切にしています。今回は埼玉県長瀞地域を訪れ、岩畳や宝登山などをフィールドに、地質・岩石・地形について学びました。
① 長瀞「岩畳」の観察・埼玉県立自然の博物館見学 専門家と一緒に大地の歴史を読み解く
最初に、長瀞を代表する地質観察スポットである「岩畳」を訪れました。


また、岩畳に見られる**ポットホール(甌穴)**も観察しました。岩石だけでなく、川の流れによってつくられる地形にも目を向け、長い時間をかけて変化してきた大地の姿を実感することができました。
岩畳での観察後は、埼玉県立自然の博物館を見学しました。フィールドで実物を観察した後に博物館の展示を見ることで、現地で発見したことや疑問を振り返りながら、埼玉県の地質や自然についてさらに理解を深めました。
専門家から学び、実物を自分の目で観察し、そこから「なぜだろう」と考える。 教室だけでは得られない、野外実習ならではの学びとなりました。

② 宝登山 地形と岩石の違いを自分たちで考える
続いて、宝登山ロープウェイで山頂へ向かい、長瀞周辺の地形を観察しました。高い場所から周囲を見渡すことで、岩畳での観察とは異なる視点から、この地域の地形を捉えることができました。
山頂付近では、足元にある岩石にも注目しました。生徒たちは実際に岩石を手に取り、岩畳で観察した結晶片岩とどのような違いがあるのか、色や粒の様子などを比較しながら考察しました。
同じ長瀞地域であっても、場所によって見られる岩石や地質には違いがあります。「なぜ岩畳と宝登山では岩石が違うのだろう?」という疑問から、目の前の岩石を手掛かりに、その土地の成り立ちについて考えました。
実際に地形を眺め、岩石を手に取り、比較しながら自分たちで考える。 野外だからこそできる、地学の探究活動となりました。

③ 武甲山から考える「付加体」と日本列島
実習では、長瀞周辺だけを見るのではなく、埼玉県を代表する山の一つである武甲山にも注目しました。
ここでは「付加体」をキーワードとして、日本列島がどのように形成されてきたのかを考えました。
地学では、現在目の前にある山や岩石だけを見るのではなく、その背後にある長い地球の歴史を考えます。プレートの運動によって海洋側から運ばれてきたさまざまな物質が、大陸側に付け加わってできる「付加体」という考え方を通して、現在の日本列島を構成する地質について理解を深めました。
岩畳で手に取った岩石、宝登山から眺めた地形、そして武甲山。それぞれを別々のものとして見るのではなく、プレート運動や日本列島の形成という大きな視点から関連付けて考えることで、身近な風景の中にも地球規模の歴史が残されていることに気付くことができました。
