校長あいさつ
皆さん、こんにちは。板橋有徳高校のホームペ-ジを見て下さってありがとうございます。
定時制高校は、みんなが等しく教育を受けられるようにするために、70年以上前にできた学校制度です。板橋有徳高校の定時制では、いろいろな経験をもち、さまざまな理由で本校を選んだ仲間たちが、お互いのことを認め合い、お互いのことを大切にし、「自分らしさ」を保ちながら学んでいます。
学校は大変落ち着いています。学習面でも生活面でも先生方は、一人一人の生徒のペースに合わせて丁寧に指導してくれます。「毎日学校に来るのが楽しい」、「将来の夢をもつことができるようになった」、「自分を見つめなおすゆとりができた」、「本校に入学できてよかった」などという生徒もたくさんいます。
皆さんもぜひ、板橋有徳高校でいっしょに学びませんか。
皆さんと直接お会いできる日を、教職員一同心待ちにしています。
校名の由来
「徳」の文字には「素直な行い、優れた品性」という意味があります。また、論語の中に『徳のある人は孤独になることはなく、必ず仲間ができる』ということを表す『徳不孤必有隣(徳は孤ならず必ず隣あり)』という文があります。徳のある人を育てたいという本校の願いを「有徳」の文字に込めています。更に、地域に根ざした学校の意味を込めるため、学校所在地の「板橋」を冠し、「東京都立板橋有徳高等学校」としました。
本校の教育について
本校の教育目標、目指す学校像、育てたい生徒像は、以下のとおりです。
【教育目標】 規律ある学校生活を通し、「自由と規律」の教育理念を実現するため、以下の目標を掲げる。
1.品位と教養を高める。
2.新しい価値を生みだす自由の精神を養う。
3.国際社会で活躍できる知徳体の能力をバランスよく伸長する。
「【目指す学校像】
心身伸びやかに、知を鍛え、徳を育てる学校
「【育てたい生徒像】
お互いを尊重し自分の良さを認めるとともに、自らの課題を解決する意欲をもつ生徒
本校のスクール・ミッションと三つのスクール・ポリシーを以下に掲げます。
【スクール・ミッション】(設置者が各学校と連携し、在籍する生徒の状況や期待に加え、各学校の歴史や伝統、社会や地域の実情を踏まえて、各学校に期待されている役割、目指すべき学校像を目指すもの)
定時制課程単位制の特色を活かし、丁寧に寄り添う教育相談、個に応じた履修形態、進路に関するガイダンスなどの教育活動を通じて、多様な価値観を認め、自他を尊重しながら進んで社会に貢献しようとする生徒を育成します。
【アドミッション・ポリシー】(入学者の受入れに関する方針)
本校は、習熟度授業や少人数授業、互いの個性を認め合う落ち着いた環境づくり、通信制高校との併修や資格取得による単位認定を行うことで、生徒の学習や進路実現に向けた努力を支援する単位制の夜間定時制高校です。本校の特色を理解し、入学後に互いの違いを認め合い、自分自身の目標に向けて前向きに努力できるような、次の項目に該当する生徒が志望することを期待します。
1.自らの在り方生き方を考え、将来の目標へ向けて、前向きに努力しようとする意志のある生徒
2.他人に対する思いやりの心をもった生徒
3.毎時間の授業や部活動、学校行事等、日々の学校生活を大切にできる生徒
4.自分の心と体を大切にできる生徒
【グラデュエーション・ポリシー】(育成を目指す資質・能力に関する方針)
本校では、次のような人材を育成します。
1.多様な価値観を認め、自他を尊重しながらコミュニケーションをとることができる。
2.社会の中で自分の役割を見出し、進んで社会に貢献しようとすることができる。
【カリキュラム・ポリシー】(教育課程の編成及び実施に関する方針)
1.基礎学力~読む・聞く・話す・書く~
知識として物事を理解するだけではなく、異なる価値観の人と協力してコミュニケーションを図りながら理解したことを、論理的に話す、書くなど表現する力(話す、書く)が含まれている。そのためには、自ら学び(読む)、他者の意見を尊重する(聞く)ことが求められ、価値の多様性のなかでの協調性が身につくと考えます。
2.キャリアプランニング力~未来予想図~
職場での立場やポストといった狭い意味でのキャリア形成ではなく、広く自分の人生をどうとらえるか (社会との関わりのなかで自分の役割をどう見出すか)、といった広い視野に立ったキャリア観を異なる価値観
の集団のなかで形成する力を意図しています。
3.健康の自己管理能力~心も体も元気いっぱい!~
上記の活動に取り組むうえで土台となる心と体の健康の向上を着実に図る力を指しています。