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部員による臨場感のある手記をお届けいたします。
6月16日、梅雨らしい重たい空気に包まれた宇都宮で日野高校の歴史に新たな1ページが刻まれました。
10時丁度、号砲1発。首都圏から集まった100mに青春を捧げてきた猛者たち、8人がスタートを切ります。
40m付近でだんだんばらつき始め、先輩の位置は真ん中4番手。
この位置をキープしたまま、ここを乗り切って準決勝に進むという強い意志を胸に最後の力を振り絞って最後まで駆け抜けます。
結果は4位で準決勝進出が決定しました。
準決勝の様子はまた後ほど…
日野高校では今年、陸上競技部から女子100mで関東大会に出場した人がいます。
日々部長としての仕事を全うしながら日々、私達の想像のつかないほどの努力をして、関東大会への切符を手にしました。
それでは準決勝の模様をお読みいただきましょう!
ぜひアナウンサーのような実況調でお読みください。
昼になって雨が振り始めました。しかし気温はあまり下がらず、21度。雨音と選手の息遣いがスタジアムを包み込みます。
12時40分、ピストルの音とともに、足を蹴り上げ、進んでいきます。低い姿勢から、徐々に上体を起こし、足を素早く回転させます。なんとか猛者たちに食らいつき、50m付近を通過。少しずつ離されながらも踏ん張ります。残り20m。足の回転、腕の振りは既に限界であります。ゴールまで残り5m、4、3、2、1m、ゴーーール‼結果はレース8位でしたが、大健闘でした。
走った後本人からお話を伺うと…
「予選はこれまで頑張ってきた自分のために走ることができました。準決勝は、これまで応援してくれた人に恩返しのつもりで走れました。後悔はなく、満足のいく走りでした。応援ありがとうございました。」と語っていました。
実際それを目の当たりにした私たちは、先輩の姿に感銘を受けました。「かっこいい」の一言に尽きます。競技場で応援をした人は、先輩の姿を見て、関東大会の舞台にいずれ立ちたいと思いました。
最後に、陸上競技は個人種目がほとんどです。そんな中自分を追い込みながら高めていくのは、非常に難しいことです。その分自分の成長や達成感につながります。陸上競技に興味を持った人はぜひ一度日野高校陸上部までお越しください。お待ちしています‼