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「文化芸術による子供育成推進事業(子供夢・アート・アカデミー)」で小説家の高樹のぶ子氏が来校され、「耳で読む物語」を
講演されました。
高樹氏の著作である短編「湖の少女」「明日、月の上で」の朗読を、ピアノとヴァイオリンの音色とともに聞きました。
演奏された曲は、この作品のために作曲されたオリジナル曲だそうです。
文字のなかった古代の日本では、口頭のみで後世に神話や伝説を語り継いでいました。
また、平安の姫君達は、物語を鑑賞する際、自身で読むことはせず、近侍の女房達に朗読させたといいます。
目で活字を追うのではなく耳から物語を鑑賞するのが、むしろ正しい形なのかもしれませんね。
朗読された物語は、少し不思議で印象的なお話でした。
本講演をきっかけに、過去から現代へと続く人の営みや日本人の月へのイメージについて改めて考えてみてはいかがでしょうか。