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2022/03/28 お知らせ

光丘高校だより2月3月号

☆本号の目次

1★生徒会誌「こもれび」発行

2★学習の成果発表

3★学校運営連絡協議会

4★卒業式

5★校長から

 

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1★生徒会誌「こもれび」発行

 本校では毎年生徒会誌「こもれび」を発行しています。今年も2月末に第46号が発行されました。生徒の編集委員により、各クラス全員一言を載せるページや、学校行事の感想文、生徒会・部活動の活動報告などを記した光高生の文集が今年も完成し、生徒一人1冊配布されました。表紙・裏表紙のイラストも毎年生徒が描いています。卒業アルバムとは違い、1年生から3年生までその年の記録となる、貴重な文集です。

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2★学習の成果発表

 学期末、学年末を迎え、学習の成果が校内に掲示されています。卒業に合わせ、3年生の国語表現選択生徒の作成した「光丘高校ポスター」と古典Bの授業での「古文で創作」が掲示されています。「光丘高校ポスター」は、ここ数年毎年掲示されていますが、生徒が自分で撮った写真を背景に、3年間の学校生活に対する思いを文にして記し、ポスターにしたものです。先生や友人への感謝の言葉、部活動や行事の思い出などが書かれ、その思いは、それを読む後輩たちに受け継がれていきます。「古文で創作」は、自分の創作した物語を古文で記したものです。イラストも挿入され、読む人の想像力をかき立てられます。昔話風の内容もあれば、現代の都会を背景としたようなものもあり、古文を読む楽しさ、古文を書く楽しさが伝わってきます。

 3月半ばには、2年生の音楽選択者による演奏発表会が行われ、美術や書道の選択者も演奏を聴きました。グループでのハンドベルの演奏やバンド演奏、ピアノ独奏、マスクをしながらの歌唱もあり、1年間の学習の成果が表れ、表現する喜び、伝える喜びを味わうことができました。

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3★学校運営連絡協議会

 3月1日に、今年度第3回の学校運営連絡協議会が集合形式で行われました。光が丘警察署のかたや地域の青少年を育てる団体の代表のかたをお招きして、光高の活動や今年度の学校評価アンケートの集計結果について御意見をいただきました。地域の方々から、光高生は数年前に比べて年々落ち着いてきている、挨拶もできるようになっている、というお褒めの言葉をいただきました。今年度もコロナ禍のため、第1回は紙面開催で行われた協議会ですが、第2回、第3回と集合形式で行うことができました。いただいた意見を生かしながら、来年度も改善に努めてまいります。

 

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4★卒業式

卒業式

 

 3月5日(土)に、第44回卒業証書授与式を行いました。今年の卒業生が44期生になります。卒業式の前日には、同窓会の入会式が行われ、同窓会役員の方からお祝いの言葉をいただきました。

 卒業式当日は、感染症拡大防止のため来賓はお招きせず、保護者は各家庭1名の出席とさせていただきました。厳粛な式の中で、2年生の生徒会長の送辞、それに答える卒業生の答辞が交わされました。式の最後、卒業生の退場の際は、事前に録音された、卒業生の歌う「旅立ちの日に」が流され、卒業生が巣立っていきました。

卒業式後には、PTAによるセレモニーがあり、生徒作成の動画の上映や各学級担任の挨拶がありました。天気にも恵まれ、暖かく和やかな一日でした。

 

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5★校長から

 今号が、令和3年度最後の「光丘高校だより」となります。2月と3月の学校の様子を合わせてお送りします。

 先日の卒業式の校長式辞の一部を以下に掲載します。

 「思い起こすと、皆さんの入学は、平成31年4月。平成最後の入学生でした。入学してひと月経ち、年号は平成から令和に改められ、新しい時代が始まりました。1年生の3学期、3月に臨時休業が始まり、2年生に進級しても4月は始業式のみ、約2か月の休業期間がありました。そんな中でも、皆さんは、コロナ禍前の光丘高校の伝統を知る学年として、多くのことを、後輩に、私たち教職員にも、伝えてくれました。先ほどお話しした球技大会の姿もその一つです。文化祭、光陵祭は、皆さんが2年生の時はオンライン文化祭として、主にクラスや部活動単位で動画を作成し、教室で一斉に鑑賞するという本校史上初の形で行われました。そして今年度は、二つの学年ごとの分散登校による分散開催でしたが、工夫を凝らした企画や展示、舞台発表などによる例年により近い形での開催ができました。3年生の企画は、クラス、部活動でも完成度の高さを感じました。そして何より、それらを楽しむ様子、楽しんでいる表情から、私は、学校を自らの工夫で楽しくしよう、よりよいものにしていこうとする態度、精神を感じました。これこそ、本校の教育目標の一つである、「創造・広い視野に立って常に新しいものを創りだすように努力する」が実現された姿でありました。

 これまで、そして今でも、私たちは、コロナ禍のためにさまざまな活動の制約を受けています。まだしばらくはこのような制約が続くのかもしれません。しかし私たちは、感染症対策をしながらも工夫と努力により新たな取組、新たな日常を創りだしてきました。卒業生の皆さん、本校での3年間の活動・学習・生活をとおして、新しい状況に対応することができた、新たな文化を創り出してきた、そのことに自信と誇りをもって、本校を卒業して新しい生活、新しい環境に進んでください。卒業生の皆さんには、これからも「創造、広い視野に立って常に新しいものを創りだすように努力する」という姿勢を忘れずに、そして本校教育目標のもう一つである、「気魄・なにごとにも責任をもってやりとげる気概と忍耐力」をもってどんな苦難も乗り越えていってください。光丘高校で卒業までやり遂げたこと、今日卒業証書を手にしたことが、「なにごとにも責任をもってやりとげる気概と忍耐力」の証しです。三年間の高校生活の中では、学校に来たくない日もあったかもしれません。逆に学校に行きたくても臨時休業などのため行けなかった日もあったことでしょう。それでも卒業まで頑張ってこられたこと、その努力をたたえたいと私は思います。そして本校教育目標にはもう一つ、「信愛・人間尊重を心がけ、常に誠意をもって人に接し、人から信じられ愛される人間になる」とあります。これからも信じ愛される人として、進学先、就職先などで新しい人間関係、信頼関係を多くの人と築いてください。卒業生の皆さんには、本校で身につけた力や経験で、どんな困難も乗り越え、新しい世界を切り開いていくことを期待しています。あらためて、卒業生のみなさん、卒業おめでとうございます。」

 44期生は、平成から令和の激動の3年間を本校で過ごし、立派に卒業していきました。先日3月18日(金)には、数人の卒業生が、1・2年生に進路決定までの体験談を語ってくれました。光高のよき伝統が、後輩たちに引き継がれることを期待しつつ、卒業生の活躍を祈っています。

 

 

 

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メール版「光丘高校だより」令和3年度2・3月号(040323発行)

東京都立 光丘(ひかりがおか)高等学校

    校長 尾﨑 肇 (おざき はじめ)

(↑「ざき」は「崎」の「大」が「立」のため、

環境によっては表示されない場合があります。)

179-0071

東京都 練馬区 旭町 2-1-35