第48期 男子バスケットボール部 引退報告 〜勝利の先にある"成長"を目指して〜

2025/06/19

【ご報告と御礼】

令和7年6月8日の日曜日に行われました、インターハイ予選5回戦をもちまして、本校男子バスケットボール部の3年生が引退いたしました。

この代の選手たちは、技術的にも人間的にも非常にバランスの取れた学年で、日々の練習に対しても真摯に向き合い、チーム全体を引っ張ってくれました。彼らとともに過ごした時間は、ヘッドコーチである私自身にとっても大きな財産です。

【年間の主な戦績】

東京都U18リーグ:4勝1敗(対戦校:都美原・都荒川工科・国士舘・和光・Tokyo Samurai)

新人大会:支部ベスト8進出 → 本大会出場(都ベスト40)

春季関東大会予選:都ベスト32

インターハイ予選:都ベスト32(ここで3年生引退)

こうした戦績の裏には、彼らの地道な努力、そして毎日の積み重ねがあります。結果だけでなく、その過程に価値があったと私は強く感じています。

【部活動の在り方として大切にしたこと】

本校では、バスケットボールを「技術の向上」と「人間的な成長」を両輪とする教育的活動と捉えています。

競技の場では、トランジション・ディフェンス・個人スキルの強化に力を入れ、考える力・判断力を求める中で、選手たちは自律的にプレーできる力を身につけていきました。

一方で、部活動は「教育の延長線」にあるという前提のもと、日々の礼節・時間管理・言葉遣いなど、社会に出たときにも通用する姿勢を育むことにも重きを置いてきました。

体育館の中だけでなく、学校生活・地域・対外試合など、あらゆる場面で「自分たちがチームを代表している」という意識を持ち、誠実に取り組む姿は、多くの方に好感を持っていただけたと思っております。

【感謝申し上げます】

この場をお借りして、日頃より応援・ご協力いただいた保護者の皆さまに、心より御礼申し上げます。

また、練習試合や大会でお世話になった他校の先生方、生徒の皆さんにも、深く感謝申し上げます。皆さまとの交流があったからこそ、選手たちの学びが広がりました。

【これから本校への進学を検討している中学生と保護者の皆さまへ】

本校男子バスケットボール部は、技術を磨くだけでなく、バスケットボールを通して「よりよく生きる力」を育むことを目指しています。

勝利を目指すことは大前提としてありますが、そこに至る過程、日々の過ごし方、仲間との関係づくり、そして社会とつながる姿勢を大切にしています。

本気で取り組みたい中学生の皆さん、安心して成長できる環境がここにはあります。ぜひ、一度体育館に足を運んでいただき、私たちの活動をご覧ください。

【最後に】

引退した3年生たちが、この部活動での経験を、これからの人生において活かしてくれることを願ってやみません。

そして、これからも「応援されるチーム」であり続けられるよう、在校生とともに新たなスタートを切ってまいります。

今後とも、本校男子バスケットボール部をどうぞよろしくお願いいたします。

令和7年6月

東京都立光丘高等学校 男子バスケットボール部