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2024/06/10
「皆さんよろしゅうございますか?」6月10日号
この「光り輝き」を楠翔祭につなぐ~第41回合唱コンクールの成果
皆さんよろしゅうございますか?校長川瀬です。1学期のメイン・イヴェントである合唱コンが修了しました。校歌作曲者や他校の音楽科の先生方を審査員として迎え、多くの保護者の皆様が見守る中、数々の成果が光り輝きました。創立40周年を祝う秋には楠翔祭(なんしょうさい・文化祭と体育祭の総称)も開催されます。合唱コンクールと共通するのは生徒による主体的活動が展開することです。私は実行委員会によるリーダーシップに大いに期待しています。文化祭でそして体育祭で合唱コンクールでの発表以上に光り輝く姿を見るのが待ち遠しいです。コンクールの開催あいさつで、私は「教養で勝負」と求めましたが、楠翔祭は合唱コン以上に「教養」が光りを放つ場です。たんなる発表・展示等ではなく、大人になる準備をしているミナミ生が洗練された立ち居振る舞いや会話などを通じ、品格・豊かな人間性等を示す時、燦然たる輝きが生まれることでしょう。
行事活動の原動力は「生徒の主体性」です。皆さんは「ミナミ生ってなんだろう」「学校とのかかわりの中でミナミ生たちはどんな世界をつくっていこうとしているのか」と考えたことがありますか?こうしたことを考える時に、自分自身とは誰なのか、例えば「私はHYM39期生の〇〇です」等とはっきりさせると考えが深まるかもしれません。所属は自分自身のアイデンティティの重要な要素の一つです。だからどの学校の〇年〇組の、〇〇部で活動している(守備範囲は○○の)、生徒会〇〇委員会の、生徒会役員の、その人によってまっさきに示す所属名があるかもしれません。誰もがちょっと長い期間学校へ通うようになった社会では「生徒であること」は一つのステータス(地位)となっているといえるかもしれません。今日、幼稚園・小学校から大学まで、学校は大人になるまでの少し長い時間を過ごす場所になっています。さてそこでどう過ごすのかは重要な問題です。これまでミナミの先輩たちは「授業で、教養で、部活で勝負」と声掛けし、三つの勝負に挑戦し集中と切換えを重ねるHYM生活をしてきました。
秋にある楠翔祭はミナミ生が主体性を発揮して光り輝く場です。先日の合唱コンクールでの39期生のステージ姿はミナミ生としての輝きの手本だったと申せましょう。手本を見た40期生が文化祭でどう光っていくか、そして元気な41期生が体育祭でどんなふうに輝きを示すか、目を離せません。
もう一つ大事なこと。行事もまたミナミ生の器を大きくします。器が大きな人は教養を身に付けた人です。私には、ミナミ生が大きな器をもった人間に成長し、身に付けた教養を活かして確実に人生の第一志望を実現して欲しいという校長としての強い願いがあります。