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東京都立東大和南高等学校

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2024/04/22 皆さんよろしゅうございますか?

 第40回合唱コンクールと創立40周年  

「皆さんよろしゅうございますか?」4月22日号

  第40回合唱コンクールと創立40周年  

 

   皆さんよろしゅうございますか?校長川瀬です。令和6年度は本校創立40周年を祝賀する年度です。そしてきたる6月7日に開催される学校行事「合唱コンクール」は第40回となります。伝統・歴史の重みを感じるとともに、いまのミナミ生きる一人として未来のミナミ生きる方々に対し、これまで以上に楽しく充実した合唱コンクールとする責任を感じます。

 皆さんは「合唱コンクール」は「合唱祭」とどこがどのようにちがうかを考えたことがありますか?私は「コンクールと言うからには演奏の出来栄えを競う、技(わざ)を競うという意味が込められている」と考えます。合唱コンではただ楽しいことだけでなく演奏の質がどうなのかが問われています。合唱コンは部活の試合等と共通する「競技」的色彩の濃い行事です。生徒は合唱コンに主体的に参加することで自分自身の力を引き出すことになります。優勝というゴールに到達するには幾多の障壁が立ちはだかるかもしれません。大学受験生でもある3年生が合唱練習時間をつくりだすのはたいへんでしょう。加えて5月の連休の前後から部活の練習・試合も本格化します。高校生活を始めたばかりの新1年生は初めてのミナミレベルの中間考査をやり抜いて2週間後に合唱コンが開催されるということですから、いかに中間考査も合唱コンも両方とも満足のいく結果に終えるかを考えると、そこにあるハードルはかなり高いのです。新2年生については学校の中核としてこの行事を支えるという重い役割も加わります。このように数々の障壁・課題・ハードルを乗り越えることでミナミに集う仲間が一人残らず成長するのです。本校は常日頃「3つの勝負(授業で、教養で、部活で勝負)」を掲げ、呼びかけをしておりますが、合唱コンもまた勝負の場であり、こうした勝負が皆さんの器を大きくするのです。大きな器は容量が大きいですから、難関大学入学に必要な力も関東大会出場に必要な力も余裕をもってつぎ込める器(うつわ)です。

  なお校長としては勝敗の結果以上にプロセスを重視しています。クラス全体が第40回合唱コンクールまでに数々の課題を一つ一つ乗り越える過程こそ、創立40周年を祝うミナミの成長過程です。卒業していった先輩たちに対しても恥ずかしくない立派なコンクールとすること、そして最高に楽しい行事とすることを期待しています。

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昨年度合唱コンクール閉会式での校歌斉唱