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2023/06/14 南の風景
6月12日 合唱コンクール開催
当日は生憎の雨でしたが、無事合唱コンクールを開催することができました。委員長の開催宣言、学校長挨拶、審査員の紹介という順で開催式は時間通りに進行し、定刻に合唱が始まりました。
各学年、課題曲の後に自由曲という構成で発表を行い、午前中は1年生、2年生の部が終了し、昼休みを挟んで3年生の発表となりました。
1年生は課題曲が「校歌」で、どのクラスもよく練習をしていたと感じました。1年生で優勝したクラスが閉会式での校歌斉唱を指揮します。
自由曲も難易度の高い曲を選び、果敢に挑戦する姿勢がありました。(自由曲のプログラム⇒2023プログラム)
合唱コンクール委員によるハンドベル演奏を挟み、2年の部になります。2年生は課題曲はスコットランド民謡の「アニーローリー」で、堀内敬三の訳詞をどのクラスも解釈豊かに丁寧に歌いあげ、ゆったりとしたいい時間が流れてゆきました。自由曲に関しても、各クラスが意欲的に難易度の高い曲を選び、演奏のレベルの高さに驚かされました。今年の傾向として谷川俊太郎の詩が1年、2年で3曲も入っていました。(2023プログラム)右下の写真は2年7組「二十億光年の孤独」)会場の熱気が高まる中、午前の部が終了します。
昼休みを挟んでいよいよ3年生の部となります。とにかく熱量が違います。開始前、どのクラス昼食の時間を惜しんで最後の調整、会場内ではあちこちで円陣が組まれ、気勢を上げています。演奏が始まれば、どのクラスも個性が強く、課題曲「草原の別れ」は指揮者によりこれほど違うのかと聞き惚れるほどのできであり、また自由曲は、それぞれのクラスの音色で会場を染め上げます。3年は次元が一つ違うという印象を与えてくれました。
全てのクラス演奏が終了し、審査中、合唱部と教員合唱が行われ、審査員による講評をいただき、結果発表です。結果は以下の通りとなりました。
1学年第3位 1年3組 自由曲「ひとつの朝」
1学年第2位 1年4組 自由曲「群青」
1学年第1位 1年7組 自由曲「soon-ah will be done」
2学年第3位 2年4組 自由曲「初心のうた」
2学年第2位 2年5組 自由曲「はじまり」
2学年第1位 2年7組 自由曲「二十億光年の孤独」
3学年第3位 3年7組 自由曲「ここから始まる」
3学年第2位 3年4組 自由曲「わが抒情詩」
3学年第1位 3年6組 自由曲「めばえ」
総合第3位 3年7組 自由曲「ここから始まる」
総合準優勝 3年4組 自由曲「わが抒情詩」
総合優勝 3年6組 自由曲「めばえ」
指揮者賞 3年3組
審査員の先生方からは、好意的なご講評をいただき、また、発表ごとに会場からは歓声があがるという例年通りの光景が続いた後、この3年間なかった感動の瞬間が訪れました。表彰を終え、総合優勝クラスの再演後、最後に校歌斉唱となります。1学年1位の1年7組の指揮者が登壇し、会場に向けて手を挙げた瞬間、生徒全員が自然に起立し、校歌を斉唱しました。会場いっぱいに校歌が鳴り響く中、生徒も教員も、2階席に居合わせた保護者の皆様も、「合唱コンクールが還ってきた」という手ごたえを感じたのではと思います。コロナ禍が始まって3年、長い道のりでした。