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2022/12/23 南の風景
皆さんよろしゅうございますか 12月23日号 令和4年を振り返る 多様化の進む世界・日本の中で今年のミナミは
令和4年を振り返る 多様化の進む世界・日本の中で今年のミナミは
校長川瀬より2学期終業式にあたり、今年を振り返るメッセージを発信します。
昨年11月26日にWHOは新型コロナのあらたな変異株に「オミクロン株」と命名し、11月30日には日本への外国人新規入国が制限されました。令和4年の年明けから感染拡大し、1月13日から13都県でまん延防止重点措置が拡大・適用されました。しかし1月にはすでに経済学者から重点措置の拡大・延長に反対する声がでていました。そして3月には水際対策が緩和され留学生・技能実習生の入国を認めました。この間、2月24日にはロシアがウクライナへ攻撃を開始し、ウクライナはこれに抵抗、国際非難がおきました。このころから「世界が良い方向へ向かうようにと願い、ちいさなことでもいいから、自分もなにかしたい」という人々が表れてきました。厳しい経済制裁をとる国々とロシア非難に同調しない国々、さまざまな姿勢が見受けられました。
4月令和4年度が始まり私は東大和南高校に着任いたしました。4月6日の始業式では「青春とは何だ」と問いました。入学式では「輝く青春時代を築こう」と呼びかけました。6月9日合唱コンクールを開催し、ミナミの歴史に37・38・39期生があらたな青春のページを加えました。7月8には衝撃的な狙撃事件、その2日あとの参議院議員選挙。18歳に達した生徒も投票したことと思います。9月2日に2学期始業式、9月10・11日楠翔祭(文化祭)、9月15日楠翔祭(体育祭)もすべて全学年一斉開催できました。これまた青春の大事なページをのこしました。学校行事を全学年そろって対面でできた意義は大きなものがあります。学年を越えた全校集団の活動は新型コロナ感染症を乗り越える挑戦です。解決すべき課題はまだまだのこっていますが、たくさんの「笑顔」がみられたことも事実です。
多様化の進む社会の中でミナミは、今年も授業で勝負・教養で勝負・部活で勝負と挑み、克己 友愛 創造の心を培ってきました。いま12月、国際交流活動として津田塾大学・東京学芸大学・中央大学から留学生を2回に及び迎え入れました。パラリンピックアスリートの信沢用秀選手を迎えて講演会とゴールボール体験会も開催しました。ミナミは止まることなく、数々の課題に取り組み、わずかずつですが進化しているのです。