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東京都立東大和南高等学校

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2022/11/23 皆さんよろしゅうございますか?

「皆さんよろしゅうございますか?」11月23日号 今年の「駒場祭」から学ぶ~大切なのは大学生たちが高め合う切磋琢磨

 

今年の「駒場祭」から学ぶ~大切なのは大学生たちが高め合う切磋琢磨

皆さんよろしゅうございますか?校長川瀬です。勤労感謝の日(新嘗祭のころ)前後には「大学祭」とか「学祭」と呼ばれる、大学や学生の企画を一般公開する行事が多く開催されています。今年は3年ぶりに対面形式で開催する大学が増え、キャンパスとオンラインの両方で企画が公開されるハイブリッド形式も少なくありません。大学を訪問して現地で企画参加することに加え、オンラインで公開されている企画に自宅等からアクセスして楽しむこともできるハイブリッド形式は今後も増えていくかもしれません。新型コロナ感染症第8波突入かと言われる中、キャンパス訪問には事前予約制度をとって人数制限をする大学もあります。

第73回駒場祭(その一瞬にあかねさす。)の公式ウェブサイトには「企画検索・一覧」や「企画50音索引」がついていて、企画名や団体名・キーワードから関心のありそうな自分異ぴったりの企画を探し求めやすくなっています。大学祭訪問は初めてという高校生に対しても親切だと感じました。これを見ていて、東大法学部大学院政治学研究科教授である五百旗頭薫(いおきべかおる)先生のインタビュー記事(東大新聞オンライン掲載)へ誘導されました。なかなか面白いインタビュー内容なので少しだけ紹介します。詳しく知りたい方は東大新聞オンラインをご覧ください。五百旗頭教授は東大で歴史・政治を研究されていらして、近年漫画学習シリーズ日本の歴史の監修でも注目されています。学生時代には弁論部で活躍されたとのことです。アニメ『エヴァンゲリオン』にインスピレーションを得て明治時代の研究を深めたというところや漫画の監修をしていて「厳密な編年体を取ることでむしろエンターテイメントが成立する」と述べていらっしゃるところに目を留めました。五百旗頭教授がご自身の大学生時代に「読書」と「議論」とを重ねて知の基盤を作られたという思い出に学ぶところは大きいと思います。

さて、「大学祭(学祭)の意義とは何か」と問われた時、私は最も大切なのは学生たちがお互いに高め合う切磋琢磨だと考えます。皆さんは如何でしょうか。