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東京都立東大和南高等学校

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2022/09/23 皆さんよろしゅうございますか?

「皆さんよろしゅうございますか?」9月23日号 学問する者が人生の勝負に克つ~できないと思わずチャレンジできるかどうかが分岐点

 

皆さんよろしゅうございますか?校長川瀬です。2学期の始業式に私は「専門の研究をするために大学を選び、自分が選んだ大学に進学するために全力を注ぐことは立派なことです。」と話しました。しっかりと学び問い続けることは、時には苦労を伴うかもしれません。しかし、「学問歴を積むことは新しい時代を切り拓いていくのに必要なことだ。」とさえ私は考えています。

本年度は全校生徒がそろって「楠翔祭(文化祭・体育祭)」を修了し、いよいよ勉学の秋を充実させようとしています。将来の大学での探究活動では一人一人の個性が最大限伸長されるものと期待できますが、そのためにも高校生でいる今こそ「学びの基盤」を固めて欲しいのです。教科科目の学習における基礎基本はもちろん、教養主義の立場に立って幅広く知ろうとすること、ルールやマナーを含む人間性、これらこそが学問をして個性を伸ばすのに必要な「学びの基盤」となるでしょう。

青春真っただ中のHYMミナミ生には悩みも少なくないでしょう。しかしあなたの悩みは、ほとんどはあなただけのものではありません。世の中の多くの他者がこれまでも、そしてこれからも同じ悩みを抱えながらも闘い続け生き抜いています。「こうしたら解決できないか?」「ああしてみてはどうだろうか?」などと問い続け、答え続けてみることです。できないとか無理だとか思わないでチャレンジし続けるのです。トライし続ける勇気が社会を変化させ、明るい未来をもたらします。皆さんのミナミ高校は成功体験ばかりでなく失敗も経験し、学びを繰り返す場所です。諦めずに、たくさんの問いをもち、その問いにたくさんの回答を出し続けようではありませんか。できないと思わずにチャレンジできるかどうかが、人生の勝負に克てるかどうかの分岐点です。元気にチャレンジし続け向上しましょう。

青春に失敗はつきものかもしれません。それでも自分自身と向き合い、問い続け答え続ければ、自信が生まれます。