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東京都立東大和南高等学校

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2022/06/13 皆さんよろしゅうございますか?

「皆さんよろしゅうございますか?」6月13日号 今日は「HYM生は未来の東京を変えられるか?(都民による事業提案制度と目安箱)」についてのお話です。

 

皆さんよろしゅうございますか?校長川瀬です。
HYM生は未来の東京を変えられるか?(都民による事業提案制度と目安箱)

わがHYM生徒会室前に目安箱が設置されています。校内生徒の声を本校生活に活かそうとの心意気が伺われます。江戸の昔、8代将軍徳川吉宗が幕政改革をおこなった時、町奉行大岡忠相は庶民を対象とした法典である公事方御定書を編纂するとともに、目安箱を設置して庶民の直訴も受け付けました。町奉行は目安箱の意見をもとに医療施設「小石川養生所」を創設したのです。私はこれからのHYM生徒会が目安箱をどう活かすかについて期待をしながら見守っています。

さて皆さんは令和5年度東京都予算編成に向けた「都民による事業提案制度」についてご存じでしょうか?本校生徒と保護者の方々はもちろん、広く都民の方々にもこの場にて改めて周知したいと存じます。東京都では従来の発想にとらわれない新たな視点から都政の喫緊の課題を解決することを目的として、都民による事業提案制度(都民提案)を実施していて、令和4年4月8日から募集受付が始まっています。提案をすると、令和5年度の施策に反映される可能性がでてきます。これは、「都民が提案し、都民が選ぶ」ことで、都民の声を直接都政に反映させるもので、都政参画の新たな仕組みです。昨年度から、提案応募の対象者が、高校1年生以上に変更されました。昨年度は都立高校生からも応募が複数あったと聞いております。皆さんが提案したことが実際に東京都の事業として行われるとしたら、素晴らしいではありませんか。このことについては、財務局作成のポスターやチラシができていますので、あなたの周辺にもないかを探してみてください。                                                          

私は高校生も都民提案の対象になったことをとてもうれしく受け止めております。HYM生徒会による目安箱も事業案提案制度もその目指すベクトルは同じ向きだと思いませんか?

【都民による事業提案制度の募集分野】
 〇感染症対策    〇防災対策        〇脱炭素社会の実現
 〇起業・創業・イノベーションの促進      〇長寿社会の実現
 〇女性の活躍促進  〇バリアフリー化の推進  〇出産・子育てへの支援
 〇社会のデジタルソフトの推進        

 などをはじめとして幅広い提案ができます。


【期待される視点】
 ・コロナ前の姿に戻るだけでない「サステナブル・リカバリー」(持続可能な回復)実現
 ・誰一人取り残さないインクルーシブ(包括的)な社会の形成
 ・5G、AI、ビックデータ等のデジタル技術の活用
 ・多様な主体との協働