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東京都立東大和南高等学校

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2022/05/06 皆さんよろしゅうございますか?

 「皆さんよろしゅうございますか?」  5月6日号 今日は「夏季補習『ウクライナ情勢』【発展】と【基礎】」の開講についてのお話です。

 

皆さんよろしゅうございますか?校長川瀬です。

今日は「夏季補習『ウクライナ情勢』【発展】と【基礎】」の開講について語ります。

 連日、緊迫するウクライナ情勢について報道されない日はありません。「なぜロシアはウクライナに侵攻し続けているのでしょうか?」そして「皆さんはこのことを自分のことばで筋道立てて説明したことがあるでしょうか?」「国際情勢は日本にどんな変化をもたらすのでしょうか?」あるいは「この先、日本はウクライナやロシアとどのような関係をもつべきなのでしょうか?」とHYM生に問うてみたいというのが、私の夏季補習を開講する動機です。

【発展】は大学受験を間近に控えた3年生を対象に、おそらく入試でも地歴公民科目をはじめ、国際社会の問題に対する論理的思考力をみるために取り上げられる可能性のあるウクライナ及びロシア関連テーマを掘り下げます。過去を知れば現在が分かるという考えに立ち、とにかく問い続けます。参加する生徒に対して、「(生徒は)よりよい正解を求めて答え続けてくれるはずだ」と私は期待しているのです(8月上旬開講・詳しくは別途通知)。

【基礎】は本年10月実施の沖縄修学旅行で平和の尊さに理解を深め、あわせて異文化理解やアイデンティティをも深めようとしている2年生を対象にして、現代の国際情勢について学習します。沖縄にも私たちのくらす東京にもアメリカ軍基地があります。なぜ日本にアメリカ軍の基地があるのでしょうか?沖縄問題も日米安全保障問題も過去の大学入試問題において地歴公民科目で何度も出題されてきました。誤解を恐れずに言えば大学入試が出題するから重要なのではありません。将来を生き抜く若者にとって重要だから大学も出題するのです。現代人にとって「ウクライナを考えることは大事だ」と考えれば、この先の大学入試ではどう扱われるでしょうか?いっしょに考えてみませんか?高校での1年間の積み重ねの差は大きいので、3年生のようにはいかないかもしれないが、

2年生の今だからこそできるウクライナ関連テーマ学習もまたあるのです(8月下旬開講・詳しくは別途通知)。

 いずれの講座もテキストとして新書を使います。世界史や日本史、場合によっては地理や現代社会の教科書も参考にしますが、大学受験生だからこそ教科書以外の本を読んで欲しいと思います。読書は教養ある人間を育てるのです。【発展】【基礎】ともに対面(ライブ)参加は12名限定とします。今日の「語り」はここまでとします。