クリスマス発表会 楽しんできました
2025/12/22
クリスマス発表会 楽しんできました
12月21日(日)多摩北地区のクリスマス交流発表会に参加しました。以下はその報告です。
会場は八王子高校視聴覚ホールで、本校を含め12校が参加し、各校10~20分の発表を行いました。ストレートな明るいクリスマスネタもあれば、結構書き込んだシリアス台本など、各校の個性が出た楽しい発表会となりました。
本校は、今回は1年生が台本を書き、題名は「メ※ークリ♪△ス」。(読めますでしょうか?これで「メリークリスマス」と読むそうです。)チラシがこんな感じです。

ちょっと怪しげな雰囲気ですね。顧問は今回一切口出しをせず、自由に楽しくやりなさいと声かけをしたのですが、開始前までちょっと不安でした。とにかくそれでも、午前中最後の発表の番が回ってきてしまいました。
本校は他の発表会でも基本的に緞帳を使いません。よって、仕込みも観客に見せてしまいます。観客の先入観をどれだけ裏切ることができるか、それが幕開けの勝負だと考えています。道具は準備せず、会場で借りたパイプ椅子に暗幕の端切れをかぶせただけのそっけない舞台です。開幕は照明のみを落とし、音響が入ることで上演開始の合図となります。

舞台中央に結跏趺坐する人物が照明でおぼろに浮かび上がり、その左手奥には妙な被り物を被った(まるで昭和の特撮ヒーロー番組の怪人のような)人物の後ろ姿が見えます。人物が口を開き、「この会社もダメ、この会社もダメ、ああクリスマスの時期だってのに・・・」、ああ、就活に苦労している青年か、と理解したのもつかの間、舞台が明転し、他の人物たちも登場し、踊り始めます。つかみとしては上々な始まりでした。

ここから先は、とにかく情報量が多く、たった10分間の上演ですが、まとめきれません。人物だけでも紹介すれば、ピッキングが得意と自慢するが結局は鍵を開けられず、ドアを蹴り破って侵入し、それを非難されると、これがテクニックと開き直るサンタクロース。港区のタワマンに居住して、主人のサンタよりはるかにスーパーリッチな生活を送りながら、その実好きなものがハーゲンダッツのアイスという意外と中流なトナカイ女子、要所要所で勝手に動き出し、ボディービルのポーズをとったり主人公に説教まで垂れだすクリスマスツリー(冒頭の怪人の正体です)などなど、観客に考える暇を与えない舞台でした。


最後は、予想される夢落ちをひねったエンディングでまとめ、舞台挨拶。これで今年の最後の舞台が終わりました。

舞台挨拶の後は、昼休み。他校の生徒とともに昼食をとり、午後は残りの上演校の舞台を観劇、楽しい雰囲気のまま今年のクリスマス発表会は終了しました。会場を出たところで、いただいた賞状を手に、キャストとスタッフで記念撮影、家路につきます。

これで年内の演劇部の活動報告は終わりとなります。年が明けましたら、また活動を再開いたします。では皆様よいお年をお迎えください。