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東京都立晴海総合高等学校

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ニュース

2026/04/04 お知らせ

2026.4.1 フランス大統領夫人が晴海総合高校を訪問しました

 

令和8年度の幕開け、4月1日。晴海総合高校の歴史に、決して忘れられない、まさに「胸が熱くなる」一日が刻まれました。

まさか、エイプリルフールの冗談ではありません。 フランス共和国大統領夫人、マダム・ブリジット・マクロンが、私たちの学校へやってきたのです!

 

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厳戒態勢、そして始まった特別な時間

朝から校内はただならぬ緊張感に包まれていました。大勢のSP、大使館関係者、そしてメディアの数々……。校長先生も、今日ばかりは見たこともないような緊張の面持ちです。

それもそのはず、国賓をお迎えするのですから。

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実は本校の校長先生、フランス語がペラペラなのですが、そこはVIPの公式訪問。通訳の方も同席し、いよいよマクロン夫人が校舎へと足を踏み入れました。

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夢を追う卒業生たちとの再会

最初に対談したのは、つい先日この晴海を卒業したばかりの、フランス語を履修していた生徒たちです。 「将来は語学を極めたい」「料理の道に進んで本場を目指したい」……。 一人ひとりの真っ直ぐな進路に、夫人は深く頷き、興味津々で耳を傾けてくださいました。IMG_6589.JPG

 

元教師である夫人の眼差しは、どこまでも温かく、生徒たちの背中を優しく押してくれるような力強さがありました。

 

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心を込めた「おもてなし」

クッキング部は、この日のために朝早くから準備をしてきました。 手作りのおにぎりとサンドイッチ。日本のソウルフードとフランスの食文化の共演です。 また、ふと机に目をやった夫人が、飾られた生け花を見て「生け花がとても好きなの」と微笑まれた瞬間、張り詰めた空気が一気に和らいだのを覚えています。

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和室に響く、伝統と革新の調べ

次に夫人が訪れたのは、本校自慢の和室。漫画『ちはやふる』の舞台にもなった、あの場所です。 新調したばかりの畳の、い草のいい匂いが漂う中、筝曲部が披露したのはなんと**『千本桜』**。

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古風な琴の音色でボカロを奏でるという、晴海らしい「伝統と現代の融合」に、夫人は身を乗り出して聴き入っていました。独特な譜面にも驚かれ、初めて触れる日本の音色を全身で楽しんでおられるようでした。

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「言の葉」でつながる心

続く百人一首部では、競技かるたのデモンストレーション。 一音目が発せられた瞬間、**「バシッ!」**と畳を叩く凄まじい反射神経。 一瞬何が起きたのか分からず、驚きの表情を隠せない夫人でしたが、部長がルールを説明すると、表情が変わりました。

 

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「フランスにも、同じような短歌(詩)の文化があるんですよ」

元・国語教師としての顔をのぞかせ、日本の伝統文化の中に共通の「美」を見出されたその姿に、文化に国境はないのだと改めて実感させられました。

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大統領への贈り物

茶道部が用意したお抹茶と和菓子も、大変喜んでいただけました。 「苦いだけかと思っていたけれど、本当に美味しい」と完食され、なんと**「大統領にも飲ませてあげたい」**と、抹茶の粉をお土産に持って帰られることに!晴海のおもてなしが、エリゼ宮(大統領府)まで届くかもしれません。

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書道での共鳴

書道室では、生徒たちの筆さばきに「うまいね」と感嘆の声。

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夫人のリクエストは、両国の絆を象徴する言葉でした。その場で生徒が**「日仏友交」**と力強く揮毫(きごう)し、夫人にデモンストレーション。

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書を通じて心が一つになった瞬間でした。

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次に訪れた美術室。 そこでは生徒たちが大きな油絵と向き合っていました。

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フランスが誇る巨匠・モネ。その影響を受けた風景画を紹介すると、夫人は大変感銘を受けた様子でした。油絵の本場であるヨーロッパ、フランスから来た夫人に、自分たちの表現を認めてもらえたことは、生徒たちにとって何よりの自信になったはずです。

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青と白、陶芸に込めた「自由と平等」

次に出会ったのは、作陶に打ち込む生徒たちです。 さすがにゼロから形を作る時間はなかったのですが、ここで素敵な共同作業が実現しました。

生徒が心を込めて形にした「素焼きのお茶碗」に、マクロン夫人選んだ釉薬(ゆうやく)をかけることになったのです。数ある色の中から夫人が迷わず選んだのは、**「青」と「白」**でした。

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フランスの国旗、トリコロールにおいて「青は自由、白は平等」を意味します。日本の伝統的な技法である陶芸に、フランスの精神が吹き込まれた瞬間。焼き上がりが今から待ち遠しくてなりません。

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講堂に響く喝采。元教師の魂を揺さぶった演技

そして訪問の締めくくりは、講堂での演劇部によるパフォーマンスです。

実はマクロン夫人、かつては国語(フランス語)の教師であり、演劇部の顧問も務めていた「演劇のエキスパート」でもあります。生徒たちの迫真の演技を、夫人は一言も聞き漏らすまいと、食い入るように見つめていました。

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終演後、惜しみない拍手を送りながら夫人が口にしたのは、最高の賛辞でした。

「素晴らしい! 私がこの部の顧問になりたいくらいだわ」

その言葉に、部員たちの目には光るものが。プロ並みの審美眼を持つ夫人に認められたことは、彼らにとって何物にも代えがたい「勲章」となったに違いありません。

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「時の流れを忘れるような、素晴らしいひととき」

最後に夫人が、色紙にメッセージを書き残してくださいました。

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「非常に刺激的な訪問でした。幸せで意欲的な生徒たち、そして熱意あふれる教職員の皆さん。ここでは、生徒たちの幸せと自己実現のために、あらゆることが行われています。時の流れを忘れるような素晴らしいひとときを共有させてくださり、ありがとうございました。」

 

まさに、私たちにとっても「時の流れを忘れる」ような、夢のような数時間でした。

国賓を迎えながらも、気負わず、いつも通り、自分たちの「好き」を表現しきった晴海生たち。その純粋なエネルギーが、遠くフランスから来た夫人の心を動かしたのだと確信しています。

 

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令和8年度、最高のスタートです。 この熱量を胸に、私たちはこれからも表現し、伝え、高め合っていきます。

マダム・ブリジット、本当に、本当にありがとうございました!