A 自分の人生設計を十分に考え、体験活動を通して選択科目を自分の進路に結び付けていくための大切な科目です。この授業では、職場訪問・将来の職業などの研究を行い、1年間のまとめとして、自分のライフプラン(人生設計)を作成します。2年次以降でどのような科目を選択するのか、また、その学習内容を生かして進学・就職をし、目標に進んで行くにはどうしたら良いかということを真剣に考えるための授業です。グループワークを中心に自分と将来の社会について学びます。
Q3 生活コードとはなんですか?
A 本校では校則ではなく、生活コードと称しています。「制服の着用、登校後の外出禁止、車・バイク・自転車による登校禁止」を生活上の指針としながら、自主自立の精神や自己責任能力を高める教育を行っています。
Q4 進路によるクラス分けは、あるのですか?
A 現在は、1年次から2年次に進級する際にクラス替えを行っています。その際、進路や選択科目・系列によるクラス分けはしていません。したがって、同じクラスに様々な進路希望を持つ生徒がいます。クラスには担任と副担任がいます。選択した系列によってクラスが決まるわけではありません。クラスは必修科目の授業を受け、HR活動や学校行事を行う基本的な集団です。
Q5 なぜノーチャイム制なのですか?
A それは、自律心や主体性を培い、自己責任能力を育てるためです。なお、緊急時以外校内放送もありませんので、連絡は掲示やホームルームにより行われます。
Q6 晴海総合高校では、女子の生徒が多いと聞きましたが、本当ですか?
A 本校は、普通科のように、男子○人、女子○人という男女別に定員を設けて募集していません。男女含めて、入試の総合成績の順に合格者を決めています。従って、合格基準は、一つだけという公平さが保てます。開校以来、応募者・合格者ともに女子の割合が高い傾向があります。
Q7-1 大学の指定校推薦が多くあると聞きました。指定校推薦とは何ですか?
A 指定校推薦のとは、学校推薦型選抜の方式の1つです。大学の募集定員のうち、一定の割合を各大学が指定する高校からの推薦によって合格者を決めるしくみのことを言います。大学の指定を受けた高校は、大学が定めた条件を満たす生徒に対して、学校長の推薦を与えて進学させることができます。晴海総合高校があなたの志望する大学(学部・学科)の指定校であれば、受験機会として利用できます。3年間の成績など応募条件を満たすことが求められます。本校の推薦基準にしたがって、校内選抜により推薦する生徒を決定しています。
Q7-2 大学の指定校推薦が多くあると聞きました。どんな大学がありますか?
A 上智大学、中央大学、東京理科大学、青山学院など、本校の卒業生の活躍が評価され、毎年多くの大学からのべ550人を超える学部学科から指定を受けています。法政大学は合計11名の枠をいただいています。自分の希望に合う大学・学部の指定校推薦があれば第一志望を叶えるための受験の機会が1つ増えます。学校推薦型選抜は、これまでも本校の卒業生の多くが利用してきた受験方法です。
Q8 どのような部活動がありますか?
A 部員数の多い順に、運動部ではバドミントン部・弓道部・ダンス部・女子サッカー部、硬式テニス部、文化部では吹奏楽部・フリーライティング部・クッキング部・写真部になっています。女子サッカー部は関東大会に、放送部は全国大会に出ています。演劇部も大会で表彰を受けています。美術工芸部は全国展レベルのコンクールで受賞者が出ています。1年生は、全員が部活動をしています。本校の体育館ではバドミントンコートは6面とれます。多くの部活動が土曜日も練習に励んでいます。
Q9 1年次の納付金はいくらぐらいですか?
A 令和4年度、男子291,770円、女子が286,490円です。入学金5,650円、授業料118,800円、修学旅行・副教材に必要な学校徴収金は92,100円、生徒会費4,500円、PTA会費3,600円等です。※別途、制服、男子49,500円、女子65,560円、体育着23,600円、教科書代・各選択科目実習費・教材費・タブレット端末購入費等が必要となります。
Q10 入学者の主な志望理由は、どのようなものが多いですか?
A 新入生に実施したアンケートで「受験を決めるとき最も重視したもの」の上位4つは、①選択科目が多いこと ②自分自身の将来の進路希望 ③総合学科のカリキュラム ④在校生の雰囲気 となっています。
Q11 晴海総合高校では、土曜日の授業がありますか?
A はい。進路希望にかかわらず、将来社会人になるうえで、すべての教科の基礎を学ぶ必要があると考えております。そのため、土曜日の午前中にも授業を行うことで、基礎学力の向上が期待できるために導入しました。
Q12 補習は行っていますか?
A 夏季休業中の前半と後半に1週間の補習授業期間があります。その他、多様な生徒の希望にかなうよう早朝や放課後など随時補習が行われています。内容は基礎から受験対策まであります。受験相談や学習サポートを行うチューター制を導入し、定期的に放課後、大学生がチューターとして、自習教室で個別にサポート活動をしています。
Q13 選択科目を決めるのはいつですか?
A 2年次の時間割をつくるための科目選択は1年次の10月に決めます。2年次・3年次の2年間を見通した計画を立てて、科目を選択します。入学時にも音楽・美術・工芸・書道および理科・社会を選択します。希望調査後、希望数や教室数、教員数の調整後に決定となります。年度途中での科目の変更はできませんが、2年次に3年次の選択科目を見直して変更する機会はあります。
Q14 将来やりたいことや選びたい科目がまだわからないのですが、大丈夫ですか?
A 本校は将来を考えるための授業を用意しています。「産業社会と人間」という1年次の授業を通して、じっくりと考えながら、前進することができます。自分の来年の時間割をつくるという活動が、将来を考える大きなきっかけになります。また、本校は相談体制や支援体制を充実させています。キャリアカウンセラー、担任・副担任・教科の先生と相談する機会を多く設けています。
いろいろな選択科目に挑戦して、自分の将来を本校で探してください。あらかじめ、目標が決まっている人たちだけの高校ではありません。入学前に系列を決めなければならないということは、ありません。ほとんどの生徒が高校卒業後の目標は未定で入学し、みんな考えながら前進します。
Q15 コロナ禍の対応や休校期間中の学習についておしえてください。
A 本校では4年前からClassiというeポートフォリオ※に対応したクラウドサービスを導入してきました。学習記録と課題提出ができるこのサービスを利用して、学校からの授業連絡等に活用して対応しています。また、YouTubeに晴海総合チャンネルを開設し、授業動画を配信して学習の遅れが生じないようにしてきました。配信した動画は200を超えます。令和3年度より、自宅学習日にはTeamsによる全教科オンライン授業を実施しています。今後も、教育委員会等のガイドラインに沿って、感染症対策をしながら可能な範囲で、実施を検討し、実施方法をさらに見直して、教育活動の継続と充実を図っていきます。
※eポートフォリオは学びの過程を記録した電子データのことで、多様な評価として主に進学時に大学等が活用しています。
Q16 晴海総合高校の授業で、取得が目指せる検定試験はありますか。
A 実用英語技能検定を学校行事に組み込んでおり、そのための対策を授業や休み時間に実施しています。さらに商業科では、全商ビジネス文書実務検定、全商簿記実務検定、日商簿記検定、全商情報処理検定などに取り組めます。家庭科では、保育技術検定に対応しています。情報システム系列では、ITパスポートの取得が目指せます。
Q17 選択科目が多くありますが、希望の科目・授業が受けられないこともありますか。
A 希望する選択科目の授業を受けられるように、いろいろな調整をしています。選択を希望する生徒が少ない場合は、開講しない場合があります。希望人数が予定数を超過した場合は、教室や施設・設備の制約がありますが、曜日や時間帯を変えて複数開講できるようにしています。2年次に受けられなかった科目が3年次に受けられる場合もあります。