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東京都立晴海総合高等学校

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ニュース

2023/02/10 お知らせ

国際ビジネス系列の生徒が全商協会主催検定4種目1級合格を達成しました!

国際ビジネス系列の3年次さ稲垣美咲さんが、全国商業高等学校協会主催の検定試験4種目1級合格、および日本商工会議所主催簿記検定2級合格の快挙を達成しました。この快挙を記念して、稲垣さんにインタビューを行いました。

稲垣さん写真(インタビュー記事内用).JPG

インタビュー記事

Q1 国際ビジネス系列を選んだ理由を教えてください

 入学当初まで国際ビジネス系列を選ぶつもりは全くありませんでした。元々私は本が好きで、晴海総合では、文学に関連した授業や文学部進学に必要な受験科目などを選択しようと考えていました。中学卒業直前からコロナ禍となり、入学早々登校できない日々が続きました。さらに授業再開後も分散登校が続き、やることが見つからず目標を見失いかけて悩んでいました。この悩みを部活の顧問に相談したところ、簿記検定の受験を勧められたことが国際ビジネス系列との出会いでした。その顧問は商業科の先生で、簿記を学ぶ意義について繰り返しお話を伺う中で、ビジネスに対する興味がどんどんと高まりました。

Q2 今回取得した検定試験の上位級をすべて教えてください

 全国商業高等学校協会主催のビジネス文書実務検定1級、簿記実務検定1級、ビジネス計算実務検定1級、財務諸表分析検定(財務会計検定)と、日本商工会議所主催簿記検定試験(以降日商簿記検定と省略)2級に合格しました。

Q3 複数の検定試験上位級に合格するためには、高いモチベーションを保ち続けることが必要だと思いますが、稲垣さんにはどのように高いモチベーションを保ち続けたのか教えてください

 1年次の時に、独学で日商簿記検定3級に合格したことが、モチベーションを保ち続ける原動力となりました。検定試験に合格した時の嬉しさは生まれて初めての感覚でした。この感動をまた味わいたいという気持ちが、その後の上位級取得のモチベーション維持につながりました。やらされている勉強とは違い、自分でチャレンジする勉強はとても楽しいということも実感しました。

Q4 検定試験を目指すうえでの困難だったことを教えてください

 日商簿記検定2級の受験の際に、簿記一巡の手続きなどの理論を学ぶことが難しかったです。この理論を理解するのは簡単ではありませんでした。あとは、晴海総合はとてもいそがしい高校だったので、スケジュールを管理し勉強時間を捻出することに苦労しました。

Q5 その困難を乗り越えられた要因は何ですか?

 正直苦しくて何度も諦めようと悩みました。しかしその度に、もう日商簿記検定3級に合格した時のことを思い出しました。現状を楽しめていない自分を受け入れ、わからないことやできないことを肯定的に捉えることができた瞬間から、再びモチベーションが上がり、結果として困難を乗り越えることができたのだと思います。また、いつも支えてくれた簿記担当の先生の励ましも大きかったです。先生には心より感謝しています。

Q6 稲垣さんにとって国際ビジネス系列とはどのような場所でしたか?

 様々な意味で出会いの場所でした。ビジネス分野の授業との出会い、同じ志を持つ仲間との出会い、検定試験との出会い、そして新たな自分の可能性との出会いの場でした。

Q7 これから晴海総合へ受験を考えている中学生にメッセージをお願いします。

 晴海総合は「あなたがやりたいことは何?」と問い続ける学校です。ただし、自分で選んだ勉強でもうまくいかない場面や困難な場面が訪れることがあります。しかしながら、乗り越えた際の感動や喜びは格別です。晴海総合の生徒は、みんな何かにチャレンジしている人が多い印象を受けます。こうした仲間と高めあえる環境が一番の魅力だと思います。