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東京都立八王子東高等学校

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2025/10/20 お知らせ

高校生書評合戦 ビブリオバトル東京都大会に本校の生徒が参加しました。

10月19日に東京都教職員センターで行われた令和7年度書評合戦ビブリオバトル東京都大会に本校の生徒が参加してきました。

結果は惜しくも準決勝で敗れてしまいましたが選んだ本の魅力を存分に伝えることができたのではないでしょうか。

出場した生徒の感想もご覧ください。

 

先日、10月19日に東京都教職員研修センターで行われた、「高校生書評合戦〜ビブリオバトル〜」の東京都大会に、八王子東高校の代表として参加しました。公立私立合わせて120校近くの学校が参加したこの大会、勝てば全国大会進出というとても大きなものでした。私はビブリオバトル自体初めてで、どうすればいいのかあまり分からないまま、中間テストも重なり忙しい時期ではありましたが、アガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」を紹介本にして挑みました。
予選は10校ごとに分かれて行われ、更に5校ずつ前半と後半に分かれて行われました。私の発表の順番は後半の5校目、つまり一最後です。

自分の番を待っている間、他の発表者達の発表を聞き、ある事を学びました。「私がオススメする本は〜」と始めるのではなく、オーディエンスに問いかける「まず、皆さんに質問します」という文言から始める方が、人々を引き込みやすいようです。

いよいよ私の発表の番がやってきました。

私は先ほど気付いたことを応用し、まずオーディエンスには目を閉じてもらい、聴覚(聴くこと)に集中してもらう事で、物語のあらすじをイメージしてもらいやすくしました。

前半にあらすじ紹介、そして目を開いてもらってから、本の題名やいいところを紹介していきました。緊張のせいかあたふたしてしまい、思う様に伝えられませんでしたが、その点を質問タイムでオーディエンスに助けてもらうことができ、見事予選を突破することができました。

続く準決勝は、予選の反省も踏まえて発表を行ったのですが、同じ発表方法をしても時間が余ってしまい、上手く魅力を伝えることができませんでした。

結果は予想通り勝ち上がる事ができず、準決勝で敗れてしまいました。

決勝戦とその優勝者の発表を見つつ考えたビブリオバトルのコツを3つ書き残しておこうと思います。
①本の紹介は、自分が思った事や良いところよりもあらすじを多めに伝え、「続きが気になる」と思わせた方がいい
②ビブリオバトルは、「読みたくなった本」を選ぶ物だが、発表の上手い下手は勝敗に関わる(わかりやすい発表はやはり選ばれやすい)
③あらすじ等を話す際、オーディエンスにとっての「分からないところ」を残す事によって、質問タイムにその質問をしてもらえる。そうすることで発表者とオーディエンスの間に一体感が生まれる。
もし、「次」があるならば、以上を心得た上で本を紹介して、次こそは決勝戦に進んで勝ち残りたいです。

 

ビブリオバトル都大会2画像2