校章

東京都立府中西高等学校

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市民大会(女子) 報告

2025/10/06

 

女子(合同チーム)

 今年は府中ママさんチームに本校から1ペア加わらせていただき、合同チーム「西高・府中ママさん」として出場しました。女子は1つのリーグで、東京外国語大学、府中クラブ、府中ママさんの3チームと対戦しました。
 
 他チーム同士の対戦をひとつ待ち、初戦の相手は東京外国語大学でした。レシーブゲームからのスタート。1ポイント目を落とすも、すぐに2・3ポイント目を連取。その後は取って取られての展開となり、あと一歩でゲームというところでデュースに。お互いに諦めることなく、打ち合いの末、7-5で1ゲーム目を取ることができました。2ゲーム目はまず、それぞれがサーブをしっかりと決めました。サービスエースを取ったり、甘いボールを逃さずボレーに出たりといい流れで進めることができ、4-1でゲームを取ることができました。いい流れを切らさずに3ゲーム目、コースを狙って相手を動かし、4-2でゲーム。4ゲーム目は0-2からの2-3という展開になりましたが、声をかけあって粘りを見せ、3ポイントを連取し5-3。最終的にゲームカウント4-0で勝利することができました。初戦ということもあって少し動きには固さが見られましたが、その中でもそれぞれのよさを出すことができた試合だったと思います。
 そのあと第2・3試合も勝利し、合同チームの初戦は3-0で勝利を収めました。
 
 次の対戦相手は府中クラブでした。自分たちの力がどこまで通用するのか挑戦してみよう、という気持ちを強くもって臨んだ試合でした。1ポイント目から積極的な姿勢を見せていきましたが、うまく流れを自分たちのほうに引き寄せることができず、苦しい試合展開が続きました。レシーブゲームからのスタートで、しのぐだけではなく攻めるボールも打ち込んでいくもなかなか相手を崩せず、1ゲーム目は1-4、2ゲーム目は2-4で2ゲームを連取されてしまいました。このまま終わってしまうのかと目を伏せそうになる空気……かと思いきや、チームの誰もが1ゲームを諦めてはいませんでした。そうして迎えた3ゲーム目、1ポイント目を先取。互いの粘るテニスで2-2まで持ち込み、強気なストロークで相手に食らいついていき、3ゲーム目を取ることができました。気持ちを落とさずに4ゲーム目に臨み、1ポイント目を取られるも3ポイントを連取。その後は粘られてデュースに持ち込まれ、果敢に攻めていきましたが4-6でゲームを取られてしまいました。5ゲーム目も目線を下げることなく向かっていきましたが0-4で落とし、最終的にゲームカウント1-4で敗戦しました。残念ながら勝つことはできませんでしたが、最後まで諦めない姿勢が見られたよい試合でした。自分たちの強い気持ちでつかみ取った1ゲームを、噛みしめていってほしいと思います。
 そのあと第2・3試合も勝利には届かず、この対戦は0-3という結果でした。
 
 最後は府中ママさんとの対戦でした。一緒のチームで戦ってくださったママさんたちにとっては普段の仲間でもありますが、今回は対戦相手。前の試合の悔しさをばねにしつつ、最後を勝ちきろうと皆の気持ちを一つにして臨みました。全体的に雰囲気は和やかで、しかしお互いに決して勝ちを譲る気はない、そんな空気感の中で試合が進んでいきました。繰り広げられる丁寧なテニスに対応していくのは難しく、1ゲーム目は0-4と自分たちを流れに乗せきることができませんでした。そこでチームは一つになって声をかけあい、落ち込むことなく反対側のコートへと足を踏み入れました。2ゲーム目は0-1、1-2からのデュースとなったものの、最初から果敢に攻めていき、5-3で取ることができました。いい流れのままいきたい3ゲーム目でしたが、最初から3ポイントを連続で落としてしまいました。しかしここから怒涛の追い上げを見せデュースに持ち込むと、取って取られての攻防の末、7-5でゲームを取ることができました。4ゲーム目もお互いに粘りの試合を展開し、2-3から追いつくとミスなく積極的なプレーで攻めていき、5-3でゲームを取りました。5ゲーム目は1ポイント目こそ先取されるも、気持ちを切らさずに強気なボールで相手に向かっていき、4-1でゲーム。最終的にゲームカウント4-1で勝利することができました。
 そのあと第2試合はファイナルまで行くも惜敗に終わりましたが、第3試合を勝ちきり、この対戦は2-1で勝利しました。
 
 
 西高・府中ママさんチームは2勝1負でリーグ2位という結果になりました。
 合同チームという普段とはまた違った緊張感がある中、自分のできることを考えながら精一杯にテニスに向き合っていたと思います。練習の成果が色々な場面で現れており、選手として人としての成長を見ることができた一日でした。
 一緒に戦ってくださったママさんたちは、どのような場面になっても常に笑顔を絶やさず、元気に声をかけあって、コートの中にいない人も含めてチーム全員で試合を作っているのが印象的でした。本校の生徒も、同じ輪の中に入れていただいたことで、何より気持ちのコントロールの大切さを実感できたはずです。この経験を必ず、今後の練習や試合にも活かしていってほしいと思います。
 
 
市民大会 集合写真
 
応援に来てくださった保護者の皆様、本当にありがとうございました!