R6府西卓球部 活動記録vol.14(男子・IH予選学校対抗の部 大会結果!)
2024/05/26
令和6年5月26日(日曜日)、福生市中央体育館会場で、インターハイ予選(学校対抗の部)が開催されました!学校対抗は、各校の最有力の選手が集う大会で、大変レベルの高い大会です。そして、このチームで出場する最後の大会となりました。以下、大会結果です。
【戦績】(1回戦はシードのためなし)
- 2回戦 vs 私立世田谷学園高校 府中西(3-1)相手校
- 3回戦 vs 私立文教高校 府中西(3-0)相手校
- 4回戦 vs 都立日野台高校 府中西(1-3)相手校
東京都ベスト32に入りました!!
【戦評】
《2回戦》 vs 私立世田谷学園高校
1番手シングルは、部長の選手を起用。決勝大会に進出した経歴を持つ、本チームの大黒柱です。多少危ない展開がありつつも、しっかりと3-0で勝利。デュースの展開も無事勝ち抜き、次にバトンを渡します。2番手シングルは、2年生選手の登板です。部内戦では1位になった、実力のある選手ですが、やや調子はあがりません。第1・2セットはしっかりと勝ちきるものの、第3セットを落とします、相手に試合の主導権をにぎられ、嫌な展開が続きましたが、第4セットでデュースの末勝利。なんとかつなぎます。3番手ダブルスは、3年生ペアでの出場。激しい攻防戦が続きましたが、最終的には2ー3で敗北。ダブルスという弱点を克服しきれなかった結果となりました。しかし4番手シングルの副部長を務める選手は、大会に向けてしっかりコンディションを整え、3ー0で快勝。チームとしても3ー1で、しっかり勝ち上がりました。
《3回戦》 vs 私立文教高校
1番手シングルは、2回戦4番手の副部長の選手を起用。おそらく、相手の1番手か2番手の実力相当の選手との対戦になりました。序盤は快勝だったものの、相手もこちらの卓球の展開に慣れ、徐々に差を詰めてきました。第1・2セットは取り切ったものの、第3セットは競り負ける形で落とします。しかし、快調の1番手の選手は、第4セットでしっかりと試合の主導権を握り、勝利を収めました。彼のプライドを感じることができる試合でした。2番手シングルは、次期副部長を務める2年生の選手です。久々の公式戦・学校対抗の舞台に緊張している様子で、なかなか実力を発揮しきれていない印象でした。第1・2セットは不安定な卓球が続き、1-1となります。しかし、徐々に場の雰囲気、相手の特徴をつかみ始めてきた彼は、第3セットから思い通りの卓球を展開し始めます、ベンチの応援や先輩からの激励もあり、第3・4セットともに相手を圧倒。3ー1で勝利。3番手ダブルスは、2回戦での敗戦が頭をよぎり、あまりいいイメージで試合に入っていけない状態でしたが、さすが3年生、しっかりと試合中に立て直していきます。第1セットは落とすものの、続く第2・3セットはデュースの末しっかりと取り切ります。ただ、相手も実力のある選手で、第4セットを粘った末に取られてしまいました。勝負の第5セット、ペアは集中力をしっかりと維持し、奮闘します。熱気ある応援もあり、見事勝利を収め、3ー0で4回戦に進出を決めます。
《4回戦》 vs 都立日野台高校
常にベスト16以上に入る、都立高校屈指の強豪校との対戦になりました。このチームを倒し、ベスト16に入ることが、今大会の1つの大きな目標でした。持てる力をすべて出し切ろうという気迫と良い緊張感がチームに漂っていました。
1番手シングルは副部長を務める選手です。調子のよい彼の卓球がどこまで通用するか、ベンチにも応援への熱気が高まります。第1セットから激しい攻防戦が続きます。彼の持ち味である鋭く速いドライブが通用する展開が何度もあったものの、相手の実力に押し切られ、第1セットをデュースの末落とします。しかし第2セットは相手を圧倒。11-5で第2セットを獲得。つづく第3セット、両者一歩も引かない激しいラリーや、鋭く低い、回転量のあるサーブの応酬が続きます。しかし、一歩及ばず、ここもデュースの末セットを落とします。厳しい試合展開が続き、ベンチにも重苦しい雰囲気が充満してましたが、続く第4セット、自分の卓球のスタイルを変えることなく、持ち味を活かして試合を展開します。目を離すことのできない激しい攻防戦の中、無事第4セットを取り切ります。そして、運命の最終セット。まさに死闘となったこの試合でしたが、最終セットはまたしても一歩及ばず、2ー3で1番手の選手を落とします。しかし、彼の試合は十分に実力を出し切れたものでした。本人もそれを自覚しているようで、悔しさは残るものの、全力で立ち向かったこの試合をものすごく楽しんでいました。その気迫や熱気が、ベンチにもしっかりと伝わるナイスゲームでした。
2番手シングルは、部長の選手を起用。相手も決勝大会に進出経験のある確かな実力を持った選手です。全体のゲームとしても山場である2番手シングルですが、第1セットから全力で、相手を圧倒していきます。しっかりと第1セットを勝ちきり、応援にも気合が入ります。しかし、そう簡単には勝利を収めることはできない相手です。第2セットは、粘る展開が続くも、デュースの末落とします。しかし、この選手の最大の持ち味である粘りが、第3セットから覚醒します。決勝大会に進出した者同士の対決ということもあり、非常のレベルの高いラリーやドライブが何度も続く展開となりますが、そこをしっかりと落とさない彼の卓球の持ち味が光ります。「相手よりもとにかく1球多く返す」という当たり前でも難しい卓球のセオリーの通り、ミスなくしっかりとつなぐところはつなぎ、返すところは返し、チャンスボールを的確に丁寧に決める「粘り」の卓球を展開していきます。つづく第3・4セットを取り切り、3ー1で勝利。次のダブルスにバトンをつなぎます。彼の卓球競技者としてのプライド、これまでの努力に裏付けされた確かな実力、周囲からの期待を力に変えることができる責任感と本番での強さ、それらをすべてひしひしと感じることができる好ゲームでした。
3番手ダブルスは、2回戦・3回戦と同様のペアで出場。相手校のペアとの実力差を感じる試合展開となりました。第1・2セットは、相手の確かな実力に翻弄され、思うような試合ができません。しかし、負けられない第3セットでは、何か吹っ切れたように力を発揮し始めます。引退がかかっていること、ベスト16までもうすぐそこであること、様々なことがよぎり緊張感があったと思いますが、それらをバネにしたかのように、気迫のこもったプレーで相手に食らいついていきます。そして第3セットを11-8で見事勝ちきります。しかし、反撃もここまで。つづく第4セットでは力及ばず。最終的に1ー3で試合を落とします。やはり府西卓球部のダブルスにはまだまだ大きな課題が残されていると感じました。
4番手シングルは、部内戦1位の2年生を起用。しかし、どうしても調子が上がらなかった様子で、なかなかいい試合展開を作り出すことができません。ミスの多い試合となり、せっかくのチャンスを生かすことができません。応援の力も振るわず、0ー3で敗北。学校対抗という舞台の責任の重さに耐え、それを力にしていくこと、そして試合本番に最大のパフォーマンスができるよう、自分のコンディションを整えることの大切さを改めて感じました。
【After The Game】
これで、48期生と49期生で出場する学校対抗戦は最後となりました。まずはここまでチームをけん引してくれた48期生のAチームメンバーに敬意を表したいと思います。
今回の大会で改めて48期生の選手の確かな実力を感じることができました。出場した選手はもちろん、ベンチワークをしっかりとこなして、出場選手たちが最大限力を発揮できるようサポートしてくれた選手たちも、ここまでの活動を通じて大きく成長できた部分がたくさんあったと感じることができました。特に、4回戦での日野台高校戦はこれまでにないチームの一体感を感じることができました。おそらく、実際に戦った選手たちはもっと感じたことと思います。終了後のミーティングでも、結果は前回同様の「ベスト32」でしたが、今までにない達成感や充実感を感じた選手がほとんどで、今までの「ベスト32」とは一味違うものになったと思います。手に汗握る試合をしてくれた選手たちのこれまでの努力がひとつの形として結実したことを大変うれしく思います。今回の大会を通じて、目標に向かって努力すること、同じ志をもった人たちとともに切磋琢磨すること、同じ目標に向かって集団として一致団結すれば、普段以上の力が出ることがあること、そしてそれが何よりも楽しく充実した時間になることがあることを感じてくれれば、ここまで部活動に、卓球に、一生懸命取り組んできたかいがあるのではないかと思います。とにかく、3年生のみなさん、本当におつかれさまでした!最後にとてもいい試合を見せてくれて、非常に充実した、うれしい時間になりました。
しかし、やっぱり東京都ベスト16の壁は高いものであると感じさせられました。残された1・2年生で、この壁を越えていけるように、さらなる高みを目指して頑張っていきます!これからも府西卓球部への応援、何卒よろしくお願い申し上げます。
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