R6府西卓球部 活動記録vol.12(男子・春季大会シングルスの部 決勝大会までの道のり)
2024/05/14
男子・春季大会シングルスの部 決勝大会までの道のり
先日開催された男子・春季大会(シングルスの部)にて、本校の部員1名が決勝大会へ進出し、令和6年5月6日(月曜日・祝)、駒沢屋内球技場で開催された決勝大会に参戦しました!決勝大会までの過程をご報告いたします。
【戦績】(結果はコチラ)
【3回戦】 (1・2回戦はシードのためなし) vs 文大杉並高(3ー1)
今大会は、今までの大会結果を考慮されて、初めて外シードでの出場権を獲得しました!したがって、1・2回戦はなく、3回戦からのスタートになりました。
初戦から、強豪校の選手との対戦になりました。久々のシングルスの公式戦ということもあってか、あまり調子が上がっていない様子で、試合が始まってからも、特にフォアドライブの精度を欠くプレーが多く続きました。その流れで1セット目を落とします。しかし、調子は上がってこないものの、相手のプレーにしっかりと食らいつき、2セット目はデュースの末勝利。続く第3セット、第4セットも追い込まれる展開が続きましたが、持ち味の粘りを見せ、なんとか勝利を収めることができました。
【4回戦】 vs 東京立正高(3ー0)
1試合を挟んだ後も、あまり調子が上がらない様子で、押されがちな試合展開が続きます。しかし、彼の持ち味である粘り、そしてフォア以外の普段通りにプレーできている技術を主体に置いた試合運びが功を奏し、しっかりとセットを獲得していきます。ここぞという場面で、しっかりと点を取り切る、ミスをしないことの大切さを改めて感じるとともに、彼のこれまで磨いてきた技術の高さを感じることができました。無事に3ー0のストレートで勝利。オールラウンドプレーヤーの強みを生かすことができたと思います。
【5回戦】 vs 創価高(3ー1)(都・ベスト128決定)
5回戦ともなると、まぐれで勝ち上がってきたような選手はいません。強者が残っている会場全体の雰囲気は次第に重くなり、緊張感が漂います。5回戦の相手は異質型の選手で、粒高ラバーでのブロックで相手のミスを誘い、チャンスボールを得点のつなげていくようなプレースタイルの選手でした。技術も高く、通常のドライブマンには非常に対戦のしにくい選手だと思います。本校の選手も、そのプレースタイルに翻弄され、最初のセットを落としてしまします。しかし2セット目以降、つなぐことを目的とした丁寧なドライブを駆使して、お互い粘りあう展開が続きます。小さく地味な戦いですが、非常に高い技術レベルを要求されるラリーです。彼の持ち味の粘りで相手の粒高プレーにしっかりとついていきます。その中のチャンスの展開をしっかりと無駄にせず得点につなげ、2セット目から試合の流れをものにしていきます。そのまま、第3セット、第4セットも地味なラリーを制し、見事予選トーナメント決勝(都・ベスト64決定)にコマを進めることとなります。
【6回戦】 vs 都立野津田高(3ー1)(都・ベスト64決定)→決勝大会進出へ!!
6回戦に突入します。ここまでの連戦の疲労がたまりますが、ここで集中力をいかに維持できるかが非常に大事な戦いになります。本校の選手は、前回の新人大会でこの6回戦の場で逆転負けを許し、決勝大会進出を逃した悔しい経験があります。今回の6回戦は、かつての自分を超える、リベンジとしての大きな意味合いがある戦いになったと思います。
相手はもちろん強豪校の選手です。お互いに知り合いの関係だったようで、さらに負けられない戦いになっていました。相手選手もオールラウンドにできる選手で、いずれの技術のレベルも非常に高いものでした。どちらが勝ってもおかしくないこの試合で、3・4回戦の不調はどこへやら、本校の選手はしっかりと自分の卓球を展開することができます。舞台に慣れ、彼の持ち味の一つでもあるフォアハンドの調子も取り戻し、気迫に満ちたプレーが続き、第1セットをしっかりと取り切ります。しかし、相手校の選手も確かな実力をもとに繰り出してくる強力なドライブ・続くラリーに苦戦します。第2セットは落とし、互角の展開が続きます。勝負の第3セット、非常にハイレベルな試合展開が続きました。どこまで自分の技術を信じ、集中できるかが試合を決める、互角の実力の選手同士の死闘でした。しかし最終的に、両者一歩も譲らぬこのセットを本校の選手が制しました。そしてその勢いのまま、第4セットも押し切り、試合に勝利、東京都ベスト64の選手として決勝大会進出を決めました!
【7回戦・決勝大会1回戦】 vs 実践学園高(0ー3)
初の決勝大会での試合となりました。相手は全国大会レベルの実践学園高校のレギュラー選手です。やるだけやってこい!とエールを送りましたが、スコア・内容ともに惨敗に終わりました。「全国」というものがいかにすごいもので、高い壁なのか、実際に対戦した選手はもちろんだと思いますが、見ていた顧問も痛感しました。しかし、このような選手と対戦できるところまでしっかりと自分の実力で勝ち上がったことは、とてもよく頑張って卓球に取り組んできた成果だと思います。その後の決勝大会の試合を生で観戦して、また一つ、彼の中にいい影響があったことだと思います。
【After The Game】
まずは、初の決勝大会進出、本当におめでとう!よく頑張りました!部長を務め、部内をまとめながら、しっかりと自分の練習も怠らず行ってきた彼の努力をたたえたいと思います。そして前回逃した決勝大会への切符を、自分の力でリベンジを果たしてつかみ取ることができたのは、正真正銘彼の努力によるものだと感じます。この調子で、続くIH予選、国公立大会まで、戦い抜いていってほしいと思います。
彼の活躍を見た他の選手にも、いい影響があったことは間違いないでしょう。部内にこれだけの実力を持った選手がいて、その人と練習ができることの価値を感じ、今後の練習にもさらに励んでいってほしいと思います。そしてまた別の選手も、決勝大会に進出できるような実力を持った、そしてそれが他の人から素直に喜んでもらえる、応援してもらえるような選手になっていってほしいと思います。
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