学校からのメッセージ

校舎の写真

校長あいさつ

東京都立第一商業高等学校 校長
平野 篤士

渋谷で学び、東京で活躍する皆さんへ

 一商は、創立100周年を機に、商業高校(商業科)からビジネスハイスクール(ビジネス科)に生まれ変わりました。ビジネスの知識や技能を活かし、地域の課題解決に貢献することをミッションとする学校です。そのためこれまでの伝統と実績に基づく資格取得の学習に加え、皆さんが通学する渋谷や代官山エリアを中心に、3年間を通して東京の経済に関するビジネス探究学習に取り組みます。渋谷について深掘りして学ぶ渋谷学※ブックレットを使った学習や教室内にとどまらず、まちあるきなどのフィールドワーク・ビジネスパーソンへのインタビューなどを通し、主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ新たな経験ができます。これらの経験を通して、皆さん自身にもビジネスパーソンとしてのマナーやコミュニケーション力がしっかりと身につきます。ビジネス科に生まれ変わって以降、これまで就職のイメージが強かった卒業生の進路は大学、専門学校、就職がそれぞれ3分の1ずつとなり、進学する生徒の割合は約6~7割に達しています。

 もちろん一商での高校生活は教科の勉強だけではありません。閑静な環境と充実した校舎・施設を活かして行われる学校行事や部活動に参加して心身ともに充実したスクールライフを過ごすことができます。皆さんも生まれ変わった新しい一商で、充実した3年間を過ごしませんか。

※渋谷学とは、渋谷区に立地する國學院大學のさまざまな研究者がチームを組み、それぞれの学問から渋谷を研究するプロジェクトで、同大の登録商標です。

歴史と伝統の一商

 本校は、大正7年(1918年)に文部省より東京府立商業学校として現在の地に設立認可されました。 大正9年(1920年)には第一商業高校と改称し、戦後の学制改革によって昭和23年(1948年)からは東京都立第一商業高等学校となり、今日に至ります。平成30年には創立100周年式典を挙行し、卒業生は、経済界はもとより、政界、法曹界、教育界をはじめ各界で活躍しています。開校以来、常に「天下の一商」として東京都の商業高校のリーダーとしての役割を担ってきました。本校はビジネスハイスクールとして生まれ変わっても、この一商の名前を大切にし、伝統を継承していきます。

 キャンパスは渋谷区にあり、最寄り駅は東横線代官山、日比谷線中目黒、JRや地下鉄線の渋谷と交通の便がよく、都内全域から通学できます。東京商工会議所やたくさんの企業の皆様にも多大なご協力をいただき、地域に愛され、都民の皆様に信頼される学校として教育活動を推進しています。

 本校では、ホームページの他にも一商ブログや一商チャンネルなどの配信、学校見学会や学校説明会など様々な方法で学校の情報を発信していきます。ぜひ一度、覗いてみてください。