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2026/03/24 お知らせ
やまこうニュース(No.42)桜美林大学×地域×高校生が協働する探究活動 ~万寿園様と進める名店街活性化への挑戦~
山崎高校2学年「総合的な探究の時間」では、学校周辺の「町田・山崎団地地域」が抱える課題の解決を通して、地域の活性化を目指す探究活動に取り組んでいます。生徒一人ひとりが自らの関心や問題意識に基づいて学びを深められるよう、今年度は15の探究グループに分かれて活動を行っています。
そのうちの1つである探究グループ⑬「桜美林大学」では、「山崎団地名店街を物つくりによる活性化」という課題に着目し、桜美林大学・林准教授と連携しながら探究活動を進めてきました。山崎団地名店街の各店舗へのフィールドワークを通して、名店街の活性化に必要な要素や、地域に求められる商品・サービスのあり方を明らかにすることを目標としています。
このグループの中で、山崎団地名店街にある中華料理店「万寿園」様と連携している生徒たちは、「お店の机にお客さんが使いやすい調味料台があると、利用満足度の向上につながるのではないか」という仮説を出発点として活動を進めてきました。万寿園様と協議を重ねどのような調味料台であれば使いやすく、店舗にとってもメリットがあるのかデザインを検討しました。その後、桜美林大学ひなたやまキャンパスの工房をお借りし、試作品を作成しました。
11月に開催された「まちやま祭」では、地域の方々に試作品を実際に見ていただき、ご意見をいただきました。その中で、生徒たちは「持ち手を付けることで運搬が楽になる」ことなど、新たな視点を得ることができました。地域の方から直接意見をいただきながら、カラーバリエーションやサイズの変更などさらに改善を重ねることで、生徒たちは「使う人の立場で考えること」の大切さを実感しました。
このように、仮説を立て、試作品を作り、地域の声を受けて改良を重ねるという試行錯誤を経て、2月に桜美林大学ひなたやまキャンパスの工房をお借りし、レーザープリンターで刻印まで行った調味料台が完成いたしました。フィールドワーク際に、万寿園様と話、調味料台を実際に店内へ設置させていただけることになりました。あわせて、調味料台に関するアンケートのQRコードも店内に置かせていただき、お客様の声を今後の改善につなげていく予定です。生徒たちにとって、生徒たちのアイデアが実際の店舗で活用される経験は、学校内の学習だけでは得られない大きな学びとなっています。
今後は、お客様にご回答いただいたアンケート結果を分析し、使いやすさや満足度の観点から検証を進めていきます。そして、こうした「お店の困りごとを高校生の力で少しずつ改善していく取組」を、3年生になってからも継続していく予定です。
この実践は、高校生が地域の課題を自分ごととして捉え、大学の専門的な知見や設備を活用しながら、地域の方々と協働して解決策を形にしていくという点で、本校の「総合的な探究の時間」を象徴するモデルケースの一つです。
今後も本校では、継続的なフィールドワークを通して、机上の学びだけでは得られない地域の声に触れながら、大学・地域・高校生がつながる実践的な探究活動を展開し、生徒が地域社会の担い手として成長していく学びを大切にしていきます。





