卒業生紹介

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慶応義塾大学理工学部 教授

1期生として入学したこともあり、今では山高の伝統にもなっている生徒会活動・部活動・行事(体育祭や山高祭(文化祭))もありませんでした。

まずは先生方や仲間と協力し、生徒会と部活動をスタートさせました。初代生徒会長に選ばれ、他の役員と生徒会の礎作りに参加しました。また、夏過ぎまではプールも無かったため、水泳部部長・キャプテンとして顧問の先生のご協力のもと他校で合同練習もさせてもらいました。

2年生からは他校の行事を参考にして体育祭や山高祭も始まりました。細々と始まったこれらの活動が年々発展し、毎年盛大に開催されていることを見るのは卒業生として楽しみです。個人的には生徒会活動・部活動・行事を通して、仲間と協力することや仲間を敬うことの大切さを学びました。これらの経験が現在の自分の仕事に大いに役に立っています。

卒業後は、研究者として活躍することを志し、名古屋大学理学部に進学し物理学科を卒業、同大学大学院工学研究科で応用物理学を専攻し博士(工学)を取得しました。現在は慶應義塾大学理工学部で、スーパーコンピュータを用いて分子の動きをシミュレーションし、材料開発や生命現象の解明につながる研究をしています。

競技中写真

リオ パラリンピック タンデム競技 銀メダリスト

山崎高校では、学年の垣根を超えて誕生季節ごとに競う体育祭、クラス毎に一つの作品を作り上げる文化祭では、目標を立てて、 その目標に向かって軸を曲げずに計画して取り組む、全力投球と粒粒辛苦の精神を学べたと思います。また、チームを組んだ誰一人とも欠けては目標達成はできないOne for All. All for Oneを感じました。

生活指導の先生が常日頃からご指導してくださった「校章をつけているということは、一歩外に出れば山崎高校の代表」、パラリンピックなど国際大会に出場する際の、日本代表としての日の丸の重み、そして期待に応えるべく責任の重さの重要性に通じたと思います。

体育の先生から教えていただいたパラリンピックは、私の目標となり、自分と応援してくださる方を信じ、諦めずに取組めたので、実現でき、銀メダルという成績を残せたと思います。

今後は障害を知ってもらい、共生社会へのお手伝いをしていきたいです。また目標に向かって、軸を曲げずに取り組む大切さを、子供達に伝えていきたいと思います。

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都留文科大学文学部国文学科

私は山崎高校でたくさんの経験をさせていただきました。生徒会副会長を務めさせていただいた時は地域の小学校に出向き、SNSの利便性や危険性について授業をしました。何週間も前から台本作りや打ち合わせを行い、当日を迎え成功した時は達成感がありました。子ども達の素直な意見や、真剣な眼差しなどを間近で受けたことで私は人に何かを教える職業に就きたいと思いました。

そこで、先生方に相談し、都留文科大学で学びを深めることにしました。山梨県にある大学なので一人暮らしをしています。一人暮らしをしているので誰かに頼ることはできません。一人で一日のスケジュールを組み、勉学と家事を両立するのは難しいと感じていますが、それも一つのいい経験として今精進しています。

受験生の皆さん、是非自分のやりたいことができる場所へ進んでください。やりたいことを見つけるにはたくさんの経験をしてください。山崎高校はそれができる場所です。自ら行動し、夢に向かって走り抜けてください。