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東京都立田無高等学校

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2025/10/04 行事・学校生活

(1学年)防災訓練を実施しました


令和7年10月3日

本校にて、1学年を対象に防災訓練を実施しました。
4限から昼休みを挟んで6限まで、地震に対する防災講話、AED体験、消火器訓練、段ボールベッド設営など、災害時に必要とされる知識や技能を幅広く学ぶ充実した内容となりました。
西東京消防署田無出張所、西東京市総務部危機管理課、ジョージ防災研究所の皆様にご協力いただき、生徒たちは実践的な体験を通して防災意識を高めることができました。

はじめに、ジョージ防災研究所 防災アドバイザーの小野様より、防災に関する講話をいただきました。
能登半島地震の様子や現状、首都直下地震の想定、またそれらの地震災害に対する備えについてお話いただきました。

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この講話を聴いた生徒からは、
「防災についてお話され、何度も命という言葉を使われていたところが印象に残りました。いつ起きるか分からないからこそ怖いですが、しっかり備え、心身の健康に気をつけていきたいと思います。」
「実際に地震で大きな被害を受けた地域に行って、感じたことをお話しされたことがとても印象に残った。特に「心のケア」についての話では、被災してしまった人たちがどういう思いで生活していて、何をすれば心の支えになることができるのかについて、真剣に考えさせられた。」
といった声が届けられました。

 

その後、生徒たちは3グループに分かれ、西東京消防署田無出張所の皆様から「AED体験と消火器訓練」、西東京市総務部危機管理課の皆様から「段ボールベッドの設営」をご指導いただきました。

AED体験

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ペアを作って、心臓マッサージとAEDのやり方を実践形式で学びました。
心臓マッサージに思ったよりも力を入れないといけなかったという声が多く、心臓マッサージ直後には腕がしびれている生徒もいました。
また、AEDを初めて使った、使い方がよく分からなかったという生徒も多くいました。

生徒の感想:
「初めての体験で、マネキンではあるけど人の体はかなり硬くて胸骨を折る勢いで心臓マッサージをしないといけないと言うことに衝撃を受けました。5センチほど押さないといけないということ、心臓は思ってるより小さく、握り拳1個分くらいしかないことにも驚きました。AEDの使い方は思っているよりも簡単で音声でやり方を説明してくれるので安心だなと感じました。」
「心肺蘇生する力が全然足りなくてパコパコ言わなくて、結構力がいるんだな!って思った。自分が思ってるよりも助けるのが難しかったし、その時になったらパニックになってAEDとかもちゃんと対応できるか分からないから、知識も大事だけど力とか対応法もしっかり自分でやっとかないと、助けられないなって改めて実感した。」

消火器訓練

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水の入った消火器を用いて、火を模した的に当てるという訓練をしました。
火事を知らせるために、大声で叫んでいる姿が印象的でした。
最も多くの生徒がこの訓練が一番印象に残ったと回答しており、初めて消火器を使用したという声や、楽しみながら使い方を学ぶことができたという声が多かったです。

生徒の感想:
「難しいと思っていたけど思っていたより簡単で楽しかった。」
「今まで使い方が上手くわからなかったが、今回の活動のおかげで今後いつ使うことになっても困らずに使えるようになった。」
「しっかり大きな声をだして、周りの人に火事が起きたことを伝えることが大切だと思いました。」

段ボールベッド設営

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段ボールベッドの設営のやり方だけでなく、簡易トイレに関してもご教授いただきました。
各グループで協力をして、素早く段ボールベッドを組み立てることができていました。
段ボールだけどかなり頑丈であることや、簡単に組み立てることができることに驚く声が多かったです。

生徒の感想:
「簡単に素早くベッドの形にできることに感心をもった。」
「ダンボールであんな頑丈なものが作れてすごいと思いました。」
「消化器とAEDは体験したことがあったが、段ボールベットは体験したこと無かったので、ダンボールって意外と丈夫なんだなっと思い印象に残った。」