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2025/06/04 行事・学校生活
理科実験その①(ブロッコリーからDNAを取り出そう!)
2学年・生物基礎の授業において、実験を行いました。
実験の流れ、授業の様子をお伝えしていきます。
今回は、細胞からDNAを抽出し、観察することが目的です。
この授業では、生物の先生だけでなく、実習助手のお二方も実験のサポートをしてくださいました。
生物の先生による実験の説明
ワークシート
実験は、まずブロッコリーの花芽を切っていき、乳棒を使ってそれをすりつぶします。
筆者も参加してやってみましたが、ペースト状になるまですりつぶすのは、それなりに労力を要しました。
ペースト状になったブロッコリーにDNA抽出液(水 200mL、塩化ナトリウム 10g、家庭用食器洗剤 1mL)を加え、茶こしで固形物を取り除いたのち、エタノール 30mLを注いでいきます。
そうすると、2層に分かれた境界面から、白くもやのようなDNAが現れました!
最後にこのDNAを集め、染色液で染色をし確認をしました。
DNAはなかなか採取がしづらく、生徒たちは苦戦しながらも慎重に作業をしていました。
熱湯をかけると、染色したDNA以外の部分が脱色されました
染色されたDNA(ペトリ皿中央)
DNAというと、目では見えないものという認識があるかもしれませんが、これほどはっきりと視認することができるというのは驚きでした。
生徒たちもこの実験を通してより知見や理解が深まったのではないでしょうか。
次回の実験も楽しみです!